非鉄相場改定情報
本日、電気銅、電気亜鉛・ダライ粉価格が改定されました。
電気銅 1280円/kg (-10円) 3/1
電気亜鉛 472円/kg (+3円) 3/1
N社ダライ粉 914円/kg (-5円) 3/1
海外市況(2/28)
外国為替レートUSD/JPN TTS 137.33円/ドル
LME銅、現物 8844ドル/t +83ドル/t
先物 8961.5ドル/t +142.5ドル/t
銅在庫 64100トン -175トン前日比
NY銅、先物 409.75セント/t +8.85セント
LME銅建値計算トン 125.7万円(現物)
NY銅相場建値計算トン128.0万円(先物)
<為替>
低調な米経済指標受けドル反落 28日のニューヨーク外為市場でドル・円は、136円92銭まで上昇後、135円74銭まで反落し、136円18銭で引けた。
インフレ加速を受けた欧州債券市場動向に連れた米金利の上昇に伴うドル買いが優勢となった。
その後、米2月シカゴ購買部協会景気指数(PMI)、消費者信頼感指数やリッチモンド連銀製造業指数が軒並み改善予想に反し悪化したため連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ長期化の思惑を受けたドル買いが後退。
さらに、日銀の金融緩和維持を材料にした円売りも後退した。
<株式>
米国株式市場は反落、根強い金利高懸念が重し ダウ平均は232.39ドル安の32,656.70ドル、ナスダックは11.44ポイント安の11,455.54で取引を終了した。
欧州の物価指標上振れで米国でのインフレも抑制が困難との見方が強まり、金利上昇を警戒した売りが先行。
金融ゴールドマン・サックスの業績低迷に失望した売りも重しとなった。
また、2月の消費者信頼感指数や製造業指数が予想外に悪化ししたことも一段の売り圧力となり、終日軟調に推移した。
ハイテクは値ごろ感からの買いで底堅い展開もプラス圏を維持できず。
結局、主要株価指数はマイナス圏で終了。
セクター別では、素材、耐久消費財・アパレルが上昇した一方、エネルギーの下落が目立った。
<米原油先物>
反発で77.05ドル、一時77.83ドルまで値上り NY原油先物4月限は反発。
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物4月限は、前営業日比+1.37ドルの77.05ドルで通常取引を終了した。
時間外取引を含めた取引レンジは75.55ドル-77.83ドル。
アジア市場で75.55ドルまで下げたが、ロンドン市場で77ドル台に上昇。
米国市場の序盤に77.83ドルまで一段高となった。
その後は上げ渋り、通常取引終了後の時間外取引では株安を意識して77ドルを下回った。
<NY金先物>
強含みで1836.70ドル、ドル高一服を意識 NY金先物4月限は強含み。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は、前営業日比+11.80ドルの1836.70ドルで通常取引終了。
時間外取引を含めた取引レンジは1810.80ドル-1838.60ドル。
アジア市場で1810.80ドルまで売られたが、ドル高が一服したことから米国市場の後半にかけて1838.60ドルまで買われた。
通常取引終了後の時間外取引では主に183ドルを挟んだ水準で推移。
<所感>
先日まではLME電気銅相場が8700ドルを切ってきたが、そこから反発し現在先物は9000ドルまで回復しました。
昨日から金相場も原油相場も反発しています。
株式市場が下落局面なことと、為替がドル安となったことによる商品相場への投機が動いたのではないでしょうか。
相場高止まりのまま3月を迎えました。
2月は一度も電気銅価格がK1200円を下回ることはありませんでした。
国内電気銅建値について、昨年は1月後半から上昇していき、4月に過去最高のK1370円になりました。
今年は、米国の利上げの緩和によるドル売り円買いへの移行による国内電気銅建値価格が下落する可能性も見据えておりました。
米国の利上げは長期化するのでしょうか?
欧州のインフレ加速はとめられるのでしょうか?
まだまだ非常に先行き不透明な状況はつづくと感じております。
昨年同様の値動きは厳しいですね。
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