無名
呟きと読書以外の時間
観光地ではない、日常の中の札幌を歩く。
本への愛/本にまつわる思い出
食費を削ってまで本を買うような人間は結局、記事を書くような時間があるならば、本を読んでしまう。 という次第で、うっかりしていたら、なんと二年以上の空白。 社会の荒…
札幌に暮らすようになって、今年で十年目になる。 私は北海道の北部の山間、日本よりも北欧やカナダの田舎に近い風景の中で育った。 そんな私にとって札幌は都会で、あま…
※テスト投稿。再生に若干時間がかかります。 ある昼下がり、道庁前庭の音。ハーモニカを練習するおじさまがいました。
今朝目が覚めた瞬間、おいしいものを食べたい衝動が走った。 ここしばらく同じような朝食が続き、普段は昼食を摂らず、夜に至っては間食で代用するか省いてしまう生活。 …
目が痛い。肩が痛い。頭が痛い。 本の読み過ぎだ。 金曜日は朝から、今夜は何の本を読もうかとわくわくしている。 そうして金曜日の夜から読書のゴールデンタイムが始ま…
上の写真。 どこかに生き物が写っているのがわかるだろうか? 正解は中央付近の枝に、すずめが止まっている。 私の一番好きな鳥だ。 あの愛くるしい鳴き声、ふっくらと…
本屋さんが大好きだ。 あんなにたくさんの本に囲まれていると、くらくらしてしまう。 帰りたくない、ここに住んでしまいたい、と切に思う。 図書館も大好きだが、本屋さ…
久々に、本を買いに紀伊國屋へ。 札幌本店はこの数日、営業を自粛していた。 そのせいか店に入った時は、再開を待ちわびていた本の虫たちが結構いた。 しばらくは時間短…
作文が好きだった。 読書感想文は不思議なくらい苦手なのに。 小学校から中学卒業まで、なぜかよく学級通信に自分の作文が掲載された。 恥ずかしかったが、先生が笑って…
今日の札幌は朝から暖かい。 今年に入ってから一番の気温になるという。 いいぞ…実は昨夜、この気温を見越してカスピ海ヨーグルトの種菌を仕込んでおいたのだ。育て、育…
おうち週間と言うことで、家がテーマのアートアニメーションをご紹介。 「House」(Jan Lenica/ヤン・レニツァ、Walerian Borowczyk/ワレリアン・ボロズウィック) ポ…
このnoteは主に、好きな本を紹介しています。 ネタバレなどは含みません。読書感想文でもありません。 本屋さんのPOPに近いかもしれません。 そのほか好きなものも好き…
私の母は一度読んだ本を読み返さない。 貸した本の感想もあまり言わない。 読みにくかったときや好みでなかったときは、それとなく断りを入れてくる。 そんな母が珍しく…
一応、ゴールデンウィークが始まった。 世間的には全くゴールデンではないのだろうが、本の虫的には読書時間を得たことになる。 本当なら、本を買い込んで札幌市内の行き…
大人になったな、と思う瞬間。 昔は理解できなかった本が、今は読めるようになっていた時。 こんなに深い意味があったのかと、うれしくなる。 表の意味だけでも面白いの…
2023年1月29日 16:56
食費を削ってまで本を買うような人間は結局、記事を書くような時間があるならば、本を読んでしまう。という次第で、うっかりしていたら、なんと二年以上の空白。社会の荒波を本の小舟で乗り切ってきた日々に、ぼんやり考えたことなど、つらつらと。*私は本棚を持っていない。本を愛する者として、本に立派な家を与えるのは当然…という意見を目にするたび、いやはや、ごもっとも、なんてもごもご言いつつ、土下座の
2020年6月28日 21:46
札幌に暮らすようになって、今年で十年目になる。私は北海道の北部の山間、日本よりも北欧やカナダの田舎に近い風景の中で育った。そんな私にとって札幌は都会で、あまり寒くなくて、雪も雨も少なく、風は強く雷は遠く、ひたすら人・人・人の街で目を回し続けた十年だった。この十年、私の生活軌道はずっと地下鉄の東西線沿いにあった。私の知っている札幌とはすなわち東西線沿いに存在している。「本には美味
2020年6月23日 21:09
道庁ぶらぶら
無名氏
※テスト投稿。再生に若干時間がかかります。ある昼下がり、道庁前庭の音。ハーモニカを練習するおじさまがいました。
2020年6月13日 00:57
今朝目が覚めた瞬間、おいしいものを食べたい衝動が走った。ここしばらく同じような朝食が続き、普段は昼食を摂らず、夜に至っては間食で代用するか省いてしまう生活。本を読む時間がなければ食事を抜く。お財布が痩せてもほしい本があれば食費を削る。そうして食を蔑ろにした結果、本能のどこかがいい加減にしろと爆発したらしい。おいしくてもテイクアウトでは冷めてしまう、どうせなら出来立てが食べたい。
2020年5月25日 21:07
目が痛い。肩が痛い。頭が痛い。本の読み過ぎだ。金曜日は朝から、今夜は何の本を読もうかとわくわくしている。そうして金曜日の夜から読書のゴールデンタイムが始まって、日曜日の夜には肩凝りからくる吐き気でぐったりしてしまう。熱めのお風呂と蒸気の温熱シートとあずきのチカラとバファリンを総動員して、何とか月曜日に備える。痛い。でも充実した時間を過ごせた。本屋さんにもめぐりズムやホットア
2020年5月16日 01:47
上の写真。どこかに生き物が写っているのがわかるだろうか?正解は中央付近の枝に、すずめが止まっている。私の一番好きな鳥だ。あの愛くるしい鳴き声、ふっくらとした姿、好奇心が旺盛なところ、ちょこちょこピョンピョンした動き。絶対に可愛いと思わせに来ているだろう。ずるい。枝から枝へ、ちーちゅちーちゅと求愛の歌が聞こえるようになると、夏が来るなと思う。子どもの頃、すずめを育てた経験
2020年5月14日 19:38
2020年5月9日 01:43
本屋さんが大好きだ。あんなにたくさんの本に囲まれていると、くらくらしてしまう。帰りたくない、ここに住んでしまいたい、と切に思う。図書館も大好きだが、本屋さんの場合はお金さえあれば気に入った本を自分のものにできてしまう。困った。新書は主に紀伊國屋のお世話になっている。札幌市内の紀伊國屋なら、地下街のオーロラタウン店が一番好きだ。本店とは別に独自のフェアを開催していることがあっ
2020年5月8日 23:47
久々に、本を買いに紀伊國屋へ。札幌本店はこの数日、営業を自粛していた。そのせいか店に入った時は、再開を待ちわびていた本の虫たちが結構いた。しばらくは時間短縮営業、土日は休業になるそうだ。寂しいけれど、これもまた仕方がない。予め読みたいものが決まっているのならネットで買えば済む話だが、知らない本と出会うにはたくさんの本が並ぶ棚を眺めていくほうがいい。今回は配送にも遅れが出てい
2020年5月1日 17:36
作文が好きだった。読書感想文は不思議なくらい苦手なのに。小学校から中学卒業まで、なぜかよく学級通信に自分の作文が掲載された。恥ずかしかったが、先生が笑ってくれるのがうれしかった。辞書を眺めるのも好きだった。そこには知らない漢字や単語や慣用句があって、言葉の表現の細やかさに驚いた。言葉の海を漂うのは、どういうわけか気持ちがよかった。もっと気持ちに沿う言葉があるのではないか
2020年4月30日 09:14
今日の札幌は朝から暖かい。今年に入ってから一番の気温になるという。いいぞ…実は昨夜、この気温を見越してカスピ海ヨーグルトの種菌を仕込んでおいたのだ。育て、育て。早起きが気持ちいい季節だな、と換気しながら外の空気を目一杯吸い込む。自粛・注意・警戒と、すっかり心がくさくさしていたが、外では朝早くから外壁工事のトンカンする音がのどかだ。この上ないオープンエア―な職場は、大変なことも多
2020年4月28日 17:57
おうち週間と言うことで、家がテーマのアートアニメーションをご紹介。「House」(Jan Lenica/ヤン・レニツァ、Walerian Borowczyk/ワレリアン・ボロズウィック)ポーランドが誇る映像監督二氏による共作。とてもモダンな映像だが1958年のものだから驚きだ。この作品についてはポーランドの文化を紹介するCULTURE.PLのこちらの記事が詳しい。こういった実験
2020年4月26日 16:31
このnoteは主に、好きな本を紹介しています。ネタバレなどは含みません。読書感想文でもありません。本屋さんのPOPに近いかもしれません。そのほか好きなものも好きなだけ紹介していけたらと思います。※本を紹介する記事では紀伊國屋書店さんへのリンクを使用しています。
2020年4月26日 11:17
私の母は一度読んだ本を読み返さない。貸した本の感想もあまり言わない。読みにくかったときや好みでなかったときは、それとなく断りを入れてくる。そんな母が珍しく気に入った本を、三冊紹介してみる。いずれも今の季節のような、温かで穏やかな本だ。ちなみに、母が過去に自分で買った本は西村京太郎や東野圭吾などサスペンス・ミステリー中心だ。私はあえてその辺を外して貸すようにしている(色々読ん
2020年4月26日 00:18
一応、ゴールデンウィークが始まった。世間的には全くゴールデンではないのだろうが、本の虫的には読書時間を得たことになる。本当なら、本を買い込んで札幌市内の行きたい喫茶店をめぐる予定だった。おいしい珈琲を飲みに行けないのは残念だけど、どうにもならないものは仕方がない。せっかくの十二連休、十二つながりで「十二国記」(小野不由美)を読み直そうかと思っている。特に最新刊にあたる「白銀の墟
2020年4月22日 21:28
大人になったな、と思う瞬間。昔は理解できなかった本が、今は読めるようになっていた時。こんなに深い意味があったのかと、うれしくなる。表の意味だけでも面白いのに、裏にもこんなに詰まっているとは…。すると調子に乗って、過去のそうした本を引っ張り出し始めてしまう。あるいは悪夢的な部分だけが印象に残っていて、あれは何だったのか、確認するために読み直すことがある。「悪童日記」(アゴタ・