偉いのは自分じゃない、と覚えておけ。
高い商品を売ったからといって、偉いわけではない。
だけど、心情的に高い単価の商品を扱っていた営業が、低い単価を扱うようになった場合の手応えのなさやある種の落胆も否定できない。
本来であれば、少なくとも粗利率で勝負してもいいはずなのだが、心情的に売上高で勝負したい気持ちもわかる。
とは言え、単価が高い商品を扱っている方が、低い商品より偉いということはないはずだし、販売数も違うだろう。でも、でも!
ただ、過去に私の師匠に教わった、売り上げている自分が偉いわけではない、
奢るべきではないとの教えにより、私は自分を諌めることができる。それは感謝すべき教えであって、それがなければ、営業として活動できていなかっただろう。
感謝するということは、そこここで嗜みとして言われているが、これほど覚えておくべき項目はない。