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ヴァーサス

15日なので先月分の給料が入った。
正社員ではなくアルバイトだし、この体調でそんなに働けるはずがないので、正真正銘のなけなしである。

これから朝9時まで夜勤で、その後平日の朝の街に出て、何か「生きたいと思えるもの」とか「死にたい気持ちを和らげるもの」を買いに行きたいなと思っている、今のところ。

そんなものあるのか分からない。
使える金額も高が知れている。
前の記事に書いたように、一時の衝動で買ってあまり有効活用できないかもしれない。
少ないお金をすぐに物に換えてしまうのは良くない癖だと分かっている。
せっかく少しお金が入ったんだから使わずにとっておいて、帰省とか旅行とかで心をリフレッシュするために充てた方がいいのかもしれない。
とっておけば以前のように病院に行きたいけどお金がないみたいなことも起こらないかもしれない。

浪費の正当化と言われてしまったらそこまでだろう。
でも私が「死にたい」以外の衝動的な気持ちを自覚したのは久しぶりなのだ。
しかも、死にたい気持ちを打破しようとする私の心の声。
これは大切にした方がいい気がする。

心が靡くものに出会えずに帰ってくるかもしれないし、夜勤明けに買い物に行く体力が残っていないかもしれないけれど。

正味、実際何か得られるかどうかは二の次だ。
「死にたい」の対抗勢力の存在が確かに今ここにあったことを、未来の自分が思い出せるように、ここに書いておく。

この記事のヘッダーは、私の死にたい気持ちに対するアンチとして暫定最強な、実家のお犬様です。

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