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【読書エッセイ】「死ぬこと以外かすり傷」

ここ何回か書いている通り、併読を心がけるようになってから一日一冊読了することが難しくなってきた。

そこで、新しい数冊を併読しつつ昔読んだ本を再読することを思いついた。
こんな感じで実践中である。

上記記事「読むことと生きること」を書いてから、次は生き方の本を選んで読み直してみようと考えた。
それが「死ぬこと以外かすり傷」である。

「死ぬこと以外かすり傷」と言えば、タイトルもさながら、やはり著者の箕輪厚介氏が有名だろう。現在は幻冬舎で編集者をしながら堀江貴文氏の「多動力」などヒット作を連発している敏腕編集者だ。

この本ではそんな箕輪氏の生き方が書かれている。

箕輪氏や堀江氏など、いわゆるイケイケな人達オラオラな人達というのは最初から成功しているように見えるが、本著を読めばそんなことは努力をしていない人間の幻想だとわかる。

すべての章で一貫して言えるのは圧倒的努力だ。
・一緒に仕事をしたい相手の記事・出演番組などは必ずチェックする
・自分の担当作品を売るために、自分自身がインフルエンサーになる
簡単にできることじゃない。

絶対に無理、どんな方法を使っても不可能だというくらいの負荷を自分にかける。すると苦境を乗り越えようという防衛本能が芽生え、進化する。

「死ぬこと以外かすり傷」箕輪厚介

この言葉は私がこの本で一番好きな言葉だ。
無理だと思ったとき、あと一歩踏み出せ!
仕事で苦しいときいつもそう思って生きてきた。

その結果躁うつ病になった笑

世の中にはほどほどがあっている人間がいるのかもしれない。
大体、なんとなく、偏見ですが、著者の箕輪さんはあまり周りの人に気を使わない気がする。
いい意味でいうと強いけど、同僚としては嫌かもしれない…笑


それでも私はこの考え方が好きだ。
今の私には周りを気にせず行動するということが怖くてできない。
躁鬱の症状がひどくなったのも、同僚でむしろ箕輪さんっぽい人がいて押し切られてしんどかったせいもあるのだが…笑

だけど負けられない。
でも正面から勝つこともできない。
私は相手をうまくいなして成長する、結果を出す。
そんな人になりたい。

そのためにあらゆる努力をして、芯を強くするのだ。

箕輪さんのようなギラギラ系は苦手だ…と思う人も、この本を読むと努力が伝わってきて別の一面が見えるはず。
何度も読みたいお勧めの一冊です。

ここまで読んでくださってありがとうございます!

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