ブンゲイファイトクラブ3感想(随時更新)
グループA
・竹田信弥「幸せな郵便局」は出色。登場人物のバックボーンをじんわりと描きだす手つき。軸となる人物のスイッチもこれ以上ないタイミング。「山田の涙の理由が自分なんじゃないかと考えていた」を挿入するタイミングもまた、これ以上ない。これは理屈ではない部分かなと思う。そういう理屈ではない不思議な「良さ」が、いちばん多かった、不思議な作品。かなりセンスで押して来ている気がする。
・鞍馬アリス「成長する起案」は堂々としたもの。「伝承の域」「起案を使って消息を伝える」といった言い