ニガクサ製麺所 製品一覧(もとい書いた小説の一覧)
社員紹介
社員1名。苦草堅一(ニガクサケンイチ)。書き分けの理由は特にないですし名前をコロコロ変えたい癖もあります。
趣味は地方競馬。 Twitter:@nigakusakennthi
業務内容
小説の執筆。何でも書くつもりでいるが、ストレートなギャグか謎の実験小説が多い。「二八蕎麦怒鳴る」の製造元なので製麺所を名乗ってみた。
社史・製品情報(個人的に気に入ってるのは★)
1991‐2019
・一貫してウダウダと燻る。公募に出したり出さなかったりの後、色々あって落ち込んで数年ろくすっぽ書かなかったり迷走したり。
2020
・元気を出したくてブンゲイファイトクラブ2に応募。落選して反省。感想を書いたりしているうち元気になる。一人じゃ小説書けなかったんですねえ。
・『世界忌』
(BFC2落選。書いたときは色々な憎しみに満ちていたが、書き終わったら毒が抜け、見返せば内容は言掛かりにも程があり、今やただ恥ずかしい。読まないで欲しいとすら思う)
★『見てみようのコーナー』
(イグBFC決勝まで進出して敗退。シュール実験ギャグ系。
イッちゃってみようという意図のもと書いた)
★『転がる石のように(『つぎの違和につづく)から改題』
(BFC2幻の2回戦の決勝まで進出して敗退。人称いじりで実験系。
個人的にマイベストワークでしたがぼジャニー喜多川を模した記述が作品の根幹を為しているので、封印しました)
・『青空に分身の憤死』
(六枚道場・第11回参加作。作品19。ちょっと真面目な奇想)
2021
・『八百正の二代目の趣味』(非公開中)
(正月に焼酎を飲みながら書いて2月に改稿した。もう少し読まれたいので公募に出しました)
・『読みかけのディケンズ』
(六枚道場・第12回参加作。「読みかけのディケンズ」というタイトルを共有し各自で作品を書く試み。直球ギャグ)
・『アオリイカを喰らうサトゥルヌス 二題』
(経緯は記事中のとおり。短歌よむ千住さんの俳句の二次創作として作られた怪文書。ハギワラシンジさんや、千住さんの懐が広くて良かったです)
・『テレビ・デイズ』
(さなコン1次まで通過。バカSF。さなコンは『朝テレビのスイッチを入れると、ニュースキャスターが「おはようございます。世界の終わりまであと七日になりました」と言う』という共通の書き出しで小説を書くコンテスト)
・『ありとあらゆるもの』
(阿波しらさぎ文学賞1次まで通過。なんだったんだ的な実験系)
・『二八蕎麦怒鳴る』
(第2回かぐやSFコンテスト最終候補作。直球ギャグ。なぜか代表作に)
・『遠のき』
(貝楼諸島より。習作。年イチでクドい文を書きたくなります)
★『決戦の証明』
(島アンソロジー参加作品。直球ギャグ。島要素が薄れた)
・『為栗』
(BFCオープンマイク参加作品。142番。400字程度。シュール系)
・『オペレッタ寂寥軒』
(イグBFC2参加作品。2400字くらい。なんだったんだ系ギャグ。
イグBFCはトチ狂った作品を決めるトーナメントなので、普段なら躊躇するような逸脱も遠慮なく投げ込むことができて楽しいです。
本作は、なんかよむ千住さんが追撃「インテルメッツォ寂寥軒」をお書きくださいました。光栄です。ボーナストラック3点を11/10追加)
・『でかい鳥』
(ブンゲイファイトクラブ3応募、落選作。ギャグです)
・『新しい私なのぞよ』
(BFC3幻の2回戦作 応募作品。自分でも何なのか分かっていないが実験と真面目の合いの子だと思われます)
2022
・『ピーヒョロロ対パーヒョロロ』
伊藤なむあひさんからコラボ企画のお誘いを受け執筆。2000字程度の小説を互いに寄せ、ネットプリントを作成しました。一週間だけ印刷できたものなので、所謂「プレミア物」ということにして、しばらく中身は公開しません。裏メニューです。(もったいぶっちゃって~~)
★『ブンババボボイボでよいという提案』
コバルト文庫『ディストピア飯小説賞』佳作選出。のびのびと書いている直球のギャグです。
・『第49話 衝撃の大団円! さらば超煙合体エンガオン!』
枯木枕さん作『となりあう呼吸』シェアワールド企画に応募して敢えなく落選。落っこちるのもやんぬるかなの暴力的メタフィクションです。まとまってないですねえ。
・『ひやむぎはどこへも行けない』
さなコン2応募作品。一次落ち。またも麺です。
・『天の岩戸の頻繁な開閉』
kaguya planet さんからお声がけ頂き、「笑い×SF」特集に参加しました。初めての商業原稿依頼に舞い上がって空回り、迷走したのは内緒です。編集の井上さんにうまく軌道修正して頂きました。日本神話をベースに全くのてきとーを書いたギャグ短編です。短編としては長めの1万2千字。入れられる限りの笑いのバリエーションを盛り込みました。
★『握り八光年』
SFアンソロジー『新月 朧木果樹園の軌跡』(kaguya books/発売:社会評論社)に所収。書籍出版までの流れはこちらをご覧ください。『かぐやSFコンテスト』でのご縁からお誘い頂きました。作業順は『開閉』よりこちらが先で、5000字弱の短編ですが2ヶ月近くは唸っていたと思います。寿司が時を跳び、親方は……といった中身のギャグ小説です。「時をかける寿司」というフレーズで惹句に使って頂いたり、評判も上々であったり、幸せな作品だと思います。★『八百正の二代目の趣味』(改造版)
WEBメディア「anon press」さんに掲載。昨年の正月に書かれたものが翌年の年末に改造されて戻ってきました。年神みたいなやつだな。編集部のアドバイスを頂いて、奇妙さをそのままに、通りが良くなっています。文体実験です。こちらも多くのご感想を賜り、嬉しかったです。【その他】
・2021年執筆の『決戦の証明』が島アンソロジー分冊のうち『貝楼諸島より』に収録。いい造本です。マストアイテムです。
・阿波しらさぎ文学賞に『ワルサーP38』を、ブンゲイファイトクラブ4に『伸長』をそれぞれ投稿して落選しました。思うところあって公開せず。