17年 3月に読んだ本の一言感想メモ

◆17年 1~2月はコチラ

・『引きこもり・ニートが幸せになるたった一つの方法』伊藤秀成★★★☆☆

http://blog.livedoor.jp/nifu_senkin-daily/archives/69378283.html

・『レパントの海戦』塩野七生★★★☆☆

コンスタンティノープル陥落以来、200年近くトルコの攻勢に悩まされ続けたヴェネツィアが国の存亡をかけた史上最大規模の海戦に踏み切る。

これが直接的な原因とまでは言い切れないが、以降ヨーロッパの覇権が続くことになるので歴史の大きな転換点となった一戦なのだろう。

・『シンギュラリティ:人工知能から超知能へ』マレー・シャナハン★★☆☆☆

ディープラーニングが脚光を浴びる前に書かれた本なので情報がやや古くなってしまっている。

ただ今後AI技術が発展した際に取り組むべき課題が網羅的に記されているので、シンギュラリティが今より一層現実味を帯びてきたとき改めて読み返そうと思う。

・『人類を超えるAIは日本から生まれる』松田卓也★★★★☆

ソフト面ではIT大国アメリカに遅れを取ってしまったものの、ハードで懸命に巻き返しを図る「ものづくり大国ニッポン」の最前線。

レイ・カーツワイル氏はシンギュラリティの到来を2045年と予測していますが、筆者を含め海外の識者はさらに早く2029年とのこと。あと12年か……。

・『バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵』メアリー・バフェット&デビッド・クラーク★★★☆☆

史上最強の投資家・ウォーレン・バフェット氏の金言集。

バフェット氏のそばに長年いた義理の娘さんと優秀なお弟子さんが本人から見聞した言葉をまとめたもので、ちょうど『論語』の構成に近いですかね。

・『海の都の物語―ヴェネツィア共和国の一千年 <上><下>』塩野七生★★★☆☆

このところ塩野作品がマイブームです。先に読んだ『コンスタンティノープルの陥落』『ロードス島攻防記』『レパントの海戦』の三部作はいわばヴェネツィアの「点」の事件とすれば、本書は一千年の通史を描いた「線」の物語。

歴史をただ追うだけでなく、政治、経済、芸術、民衆の暮らしぶりなど広範囲にわたる観察がなされており、女性作家ならではの細やかさを感じた。

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