19年11月に読んだ本の一言感想メモ

◆19年10月はコチラ

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・『月はすごい』佐伯和人★★★☆☆

宇宙の話は日常の役に立たないものがほとんどだが、月に眠る資源をどう掘り出して何に使えるか、など現実的な内容に言及しためずらしい本。

・『ハートドリブン』塩田元規★★☆☆☆

ゲームアプリ事業で巨億の富を築いた社長の成功哲学。今後は合理性よりも目に見えない心が大切というが、どうも煙に巻かれた感が否めない。

・『教養としての将棋』梅原猛羽生善治尾本恵市★★★☆☆

http://blog.livedoor.jp/nifu_senkin-daily/archives/80666764.html

・『独断流「読書」必勝法』清水義範,西原理恵子★★★★☆

タイトルは有名だが自分は一生読まないであろう名作文学の要旨を鋭い切り口でズバッと解説。こんな読書ができたらカッケーよなぁ!西原先生の下ネタはちょっとアレやけども……(小声)。

・『the four GAFA』スコット・ギャロウェイ★★★☆☆

米国の巨大IT企業をヨハネ黙示録の四騎士になぞらえて、彼らが目指す方向性とそれにともなう脅威を冷静に分析した本。

・『無一文からのドリーム』ラファエル★★☆☆☆

仮面とグレーパーカーでおなじみの人気YouTuberの自伝。アマゾンレビューはさんざんですが、僕とは何から何まで正反対の生き方でそれなりに興味深く読めました。

・『辺境メシ』高野秀行★★★☆☆

机以外の四つ足は何でも食べるといわれる中国人さえもドン引きな世界のゲテモノ食べある記。R指定した方がええんちゃうかと思うくらいグロ注意。

・『世界の危険思想』丸山ゴンザレス★★☆☆☆

宗教や政治の過激派の話かと思ったら貧しい人たちの犯罪心理であった。動機の大半は「金が欲しいから」という身も蓋もない結論……。

・『ニコニコ哲学』川上量生★★★☆☆

カドカワと提携発表する前後のドワンゴが最も輝いていた時期の社長インタビュー。聞き手がnote創設者の加藤氏だったことを後で知ってびっくり!

・『think cleary』ロルフ・ドベリ★★★★☆

ドイツ語圏でベストセラーになった「幸せ」の本。快楽の追求より苦痛の回避に重きが置かれており、こういうプロテスタント的な禁欲的価値観はワシ嫌いじゃないよ。

・『コンテンツの秘密』川上量生★★★☆☆

ジブリの宮崎駿監督の下で見習いをしたドワンゴ社長がコンテンツとは何かを思索する。少々理屈っぽいが抽象的なテーマをここまで言語化できたのは素直にすごい。

・『TikTok 最強のSNSは中国から生まれる』黄未来★★★★☆

TikTokユーザーがここ数年で爆速で伸びており「バイトダンス社」がアジアのFacebookになりそうな勢いだとか。たぶん僕はやらないけどすごいポテンシャルなのは理解した。

・『新・魔法のコンパス』西野亮廣★★★☆☆

よく炎上して叩かれる人だけれど、彼の語りにはつい惹き込まれてしまう(笑)。決められたルールの上で踊らされがちな日本人にはめずらしくプラットフォームを一から作り上げる才能のある持ち主だと思う。

・『日本史の探偵手帳』磯田道史★★★☆☆

中世~近代日本の習慣や風俗がいろいろ書かれて面白い。ただ、文中の「だ/である」と「です/ます」の混在がわりと気になったんだけど、校閲の基準って昔よりゆるくなったんですかね?

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