期待を裏切らない非道いドラマ〜東京ヌードル
BSフジで放送中の連続ドラマ「東京ヌードル」
昨日(7/28)が第3回目の放送
ここまでは単なるどうしようもないドラマでしたが
今回はカルト作品にまで昇天しました!
(ごめんなさい。「カルト」という単語の使い方間違えてます)
主人公・流の母親(ラーメン店「花梨」の店主)がテーブルに突っ伏して倒れている所で終了した前回。
なんと今回、オープニングでお店の客席の一つに母親の写真が飾るという(つまりは死んでしまった)度肝を抜く演出
しかも死因には何も触れずにいると、次のシーンではライバル店「コイケ」の社内で実はこの母親の死は「コイケ」が絡んでいるとほのめかす
舞台は変わって流のラーメン店「花梨」
アルバイトの櫻井(北乃颯希)と「コイケ」の社員である真紀子(後藤萌咲)の会話
二人は流の同級生で、流と真紀子の間には恋愛がらみの行き違いがあったけど流との関係を復活させたいと櫻井にお願いする…みたいな展開からの母の倒れていたテーブルの下に「スズメバチ」と思われるハチの死骸が!
おいおい!
母が亡くなってから何日経ってるんだ!
この店は掃除もしないんかいっ!
そもそもそんな死に方だったら警察動くだろ!
というツッコミは総スルーして場面は変わる
女主人である母が死んだことでスープのレシピを知っている人がいなくなったと思われる会話
さらに前回、ベテラン店員が「コイケ」に引き抜かれたことで、スープレシピを再現するのは不可能、「花梨」のラーメンはもうおしまいだと嘆く流
そんな状況下で何故か「花梨」と「コイケ」のラーメン対決の企画が進行
しかも仕掛けたのは「花梨」に協力して盛り上げようとしている、流に恋心を抱き始めた広瀬咲(国本梨紗)というトンデモ展開
さっきまでカップラーメンの方がマシだといっていた同級生アルバイトの櫻井までが「やろうと思えばやれるだろ」と脳天気に後押しする始末
と思ったらいきなり母の死の真相に迫るという気持ちの流れを無視した展開へ
おそらくハチを使ったアナフィラキシーショックを使った事件!
という会話をしていたと思ったら恋の告白!?
そして真紀子と咲の恋のライバル対決!?
咲の恋の告白もストーリー全てのバックヤードを好意的に理解してあげて、なおかつ生温かい目で見てあげないと意味不明です
そして場面が変わるとすでにラーメン対決へ
スープの味の問題はどうなったのか?などということにこだわっていてはいけません
さらにラーメン対決の判定をするのが怪しいラーメンブロガーと企画した雑誌の編集とご近所代表のクリーニング店店員の3名という謎の展開
判定員の紹介にはしっかり時間を割くのに対決自体はあっさりと「コイケ」の勝利で終了
しかも終わってすぐにご近所代表が賄賂を貰って「コイケ」に投票したと告白しにくる喜怒哀楽を無視した台本
このラーメン対決のシーンは展開、出演者の演技、演出すべてが伝説級にとんでもなく非道い!(笑)
いや、笑って過ごせる人も少ないでしょう
こんだけ展開が大渋滞しているのに交通整理する演出力もなく、たんたんと進むストーリー
なかなか最後まで観るのはしんどいでしょうけど、3周くらい回って面白くなるかもしれません
気になった方は是非TVerでチェックしてみて下さい
ちなみに次回、第4回で最終回だそうです
この大渋滞したストーリーをどうまとめるのか?
期待を裏切らないと思いますよ
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