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【読書記録】経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて/山崎 元 著

おはようございます!
今回で29冊目の投稿です。

今回は、『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて/山崎 元 著』についてです。


なぜ、この本を選んだか?

著者の山崎元さんは、経済評論家です。

僕は現在つみたてNISAをやっているのですが、この山崎元さんの書籍の影響を受けて投資を始めました。

コチラの本です。

そして、後で説明をするのですが、山崎元さんの投資手法は、シンプルで続けやすく、今も続けています。

しかし、残念ながら今年の1/1にこの世を去ってしまいました。

そんな山崎元さんの教える人生の攻略法ということで、「読んでみたい!」と思いました。

どんな本?

著者の山崎元さんが大学に入学した息子さんに宛てて書いたというものです。

もちろん、息子さんだけが対象ではなく、若い人がメインターゲットになります。

ですが、35歳の僕にも参考になる部分は大きいです。

こんなお父さん、羨ましすぎます!

4章で構成されていて、幅広い教えが詰まっています。

第一章 働き方・稼ぎ方
第二章 お金の増やし方と資本主義経済の仕組み
第三章 もう少し話しておきたいこと
終章  小さな幸福論

それでは、この本から学ぶことができた部分を紹介していきたいと思います。

ポイント① お金の運用について必要な「基本」

この本では、「株式」への投資を強くお勧めされています。

(すみません!評論家ではないので、難しいことはわかりませんが・・・笑)

理由は、資本主義経済は、リスクを取りたくない人間から、リスクを取ってもいい人間が利益を吸い上げるようにできているからだそうです。

たしかに、リスクを取りたくない会社員から、リスクを取ってもいい社長が利益を吸い上げている。

リスクを取りたくない借主から、リスクを取ってもいい貸主に利益がいく、ので、そうなのかもしれません。

会社員でも、利益を吸い上げる際の手段の一つとして、「株式投資」があるのですが、この「株式投資」の基本を紹介されています。

(1)生活費の3~6ヶ月分を銀行の普通預金に取り分ける。残りを「運用資金」とする
(2)運用資金は全額「全世界株式のインデックスファンド」に投資する
(3)運用資金に回せるお金が増えたら同じものに追加投入する。お金が必要な事態が生じたら、必要なだけ部分解約してお金を使う

『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』より引用

僕もこの方法で3年ほどストレスなく続けられています。

個別株を買う必要もなければ、毎日チャートを見る必要もありません。

楽々です。

また、運用の3原則は、

  1. 長期

  2. 分散

  3. 低コスト

具体的な投資信託の銘柄で、
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)をお勧めをされているのですが、これならすべての3原則を満たしています。

搾取されっぱなしは、よくないと僕は思いましたので、この基本を抑えてお金を増やしていきたいと思います。

ポイント②付き合うべき人間関係

この本では、3種類の人と付き合ったほうがいいというものが紹介されていました。

付き合うと好影響をもたらす「頭のいい奴」
センスが良くてチャンスを引っ張ってくる「面白い奴」
真に心を許せる「本当にいい奴」
と積極的に付き合おう。
そのためには、自分が3種類のどれかの人間になる必要がある。

『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』より引用

「このような3種類の人が周りにいたら人生が面白くなるだろうなー」
って、思いました。

「特に大学時代にこういう目線で友人を見ていたら・・・」
なんて、思ってしまいます。

今は大学時代の友人と関わりがないので。

このように思うと、好きな事を突き詰めていたり、挑戦的な人は面白いと思えます。

なので、僕もこのブログを続けていきたいと思いました。

また、3種類の人間になるためには、自己投資が必要です。

自己投資の意義と重要性はこのように書かれていました。

自分が投資するものは、時間・努力・お金の3つだ。
そして、投資で得ようとする対象は、
①知識、②スキル、③経験、④人間関係、⑤時間、である。

『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』より引用

ダラダラとテレビを見たり、ゲームをしたりしていると魅力的には人間になれない。

もっと、尖っていこうと思いました。

ポイント③ 幸福の決定要素は1つだけ

著者の山崎元さんは、幸福の決定要素は、1つだけとこの本に書かれています。

人の幸福感はほとんど100%が「自分が承認されているという感覚」(「自己承認感」としておこう)でできている。そのように思う。

『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』より引用

このように仰っています。

もちろん、お金や豊かさは必要ですが、些末な問題。

健康はもちろん、重要です。

しかし、「自分が承認されているという感覚」の方が重要だとあります。

その中でもおもしろいと思ったのは、モテることの重要性です。

有名人や世間的には成功者でも、「この男はモテなくて性格がひねくれた」、「この男は若いときにモテなかったので、こじれた性格になった」と思わせる人物が実に多い。実名は挙げないが、あの人も、この人も、モテなかったおかげで性格が歪んでしまったことが手に取るように分かる。

『経済評論家の父から息子への手紙 お金と人生と幸せについて』より引用

このように書かれていて、吹いてしまいました(笑)

コミュニケーションや、外見を磨いてモテることは、自分の幸福のためにも重要なことなのですね!

年齢を重ねても継続しようと思いました。

モテる方法としては、話を聞くことが重要だとありました。

確かに、ハイスペックやイケメンは自分のことを話したがりな気がします。

”気をつけましょう”

感想

最後までお読みいただきありがとうございました。

余談ですが、山崎元さんのやりたいことは、

(1)正しくて、(2)できれば面白いことを、(3)なるべく多くの人に伝える、の3条件だったそうです。

自分のやりたいことを明確にし、一生を遂げる人生は本当に素敵だなって思いました。

僕は今のところ、読書×noteでの発信です。

これを続ける延長線上に、いつか大きなことができればいいなと思っています。

あなたのやりたいことは何ですか?

ではでは~。

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