【合格体験記】ロー入試(未修)における小論文の勉強法について
はじめに
こんにちは、こんばんは、おはようございます。
初めまして、バビロンです。
何かしらのご縁があり、こうして見知らぬ貴方に私の合格体験記をお届けできることを大変嬉しく思います。
さて、今回このnoteにいらして下さったということは、法科大学院(ロースクール)の入試、とりわけ小論文の書き方や法学未修者選抜入試に関心のある方かと思います。
私は令和7年度ロー入試の受験者(学部4回生時に受験)であり、
関西学院大学法科大学院(前期) 小論文+面接
立命館大学法科大学院(前期) 小論文
同志社大学法科大学院(前期) 小論文
に合格しています。
実際に行った小論文の勉強法に加えて、各大学院を受験するにあたって意識したこと、受験当日のことや注意点をこのnoteに綴ろうと思います。
関西の法科大学院受験を検討されている方や、小論文の書き方を知りたい方、受験者から直に各法科大学院入試について知りたい方には、何か少しでもお役に立てるnoteなのではないかと思います。
かなり長々(1万字超)としていますが、私が知り得る限り最大限に情報を詰め込んだnoteになっています。もしよろしければお付き合い下さい。
ところで、小論文の勉強をする上でよく耳にする言葉(アドバイス)は
「最初に(本文を読む前に)設問に目を通してください」
だと思います。
しかしながら、それ以上の何かしらのコツを聞いたことがある人はあまりいないのではないでしょうか?
私も実際、某私立法科大学院の説明会(過去問を用いた小論文の解説がありました)に参加しましたが、上記の言葉と本文の解説があっただけだったのです。仮にその本文は理解できたとしても、その本文そのままが試験に出ない以上、結局何をどう勉強すればいいのか分からないのではないかと感じたことがあります。
そこで、このnoteでは最初に、小論文を解くコツや勉強法、実際に使用したテキストなどをご紹介したいと思います。
その後の流れについては以下の目次をご参照ください。
小論文について
〇勉強法
私が行った小論文対策は大きく分けて4つになります。
法科大学院の過去問を解く
法科大学院小論文対策のテキストを活用する
本文に出てくるテーマ・キーワードを覚える
(漢字の読み書きの学習をする)
まず、1日1つは小論文を解く。
これに始まり、これに終わると言っても過言ではない受験期間だったと言えます。
その空き時間や、移動時間、暇な時間にテキストを活用して、小論文における頻出テーマの理解を深めたり、キーワードを覚えたり、漢字学習を行ったりしました。
よしよし、なるほど。1日1つとりあえず小論文を解けばいいんだな?と思ったところで、でも一体いつから試験対策に取り組んだんだ?と気になる方もいらっしゃるかと思います。(要するに受験スケジュールですね)
私の場合は、6月から各法科大学院の情報収集を始め(ネットで検索したり、パンフレットを取り寄せたり、説明会に参加したりしました)、7月から本格的に小論文に取り組み始めました。
(法科大学院の第1回目の説明会は、大体6月頃になるかと思いますので、気になる法科大学院がある場合には、5月頃から大学院HP等で確認しておくと安心かと思います。)
そして、もう入試日程等に詳しい方はお気づきかと思いますが、実は私が小論文の対策を本格的に始めたのは、ロー入試1校目の試験日(令和7年度では8月3日の立命館が私にとっての1校目です。次の日の4日が関学の入試でした)の約1カ月前です。
それには、受験当初の第一志望が同志社であった(試験日は8月25日でした)ことから、本命の受験日までは約2カ月あったことや、同志社の説明会で、合格した先輩方(2名)にお話を伺ったところ1カ月ほどの試験対策で十分だとお聞きしたこと、前期落ちても中期か後期にもっかい受ければいっか~と考えていたからでしかありません。
まぁ、何はともあれこうして私は無事全て前期で合格出来ているので、個人的には、余裕をもっても3か月前ほどから小論文対策は本格的に取り組めば良いのではないかと思います。
また、後にも記述しますが、私はとにかく過眠体質で、長時間集中して勉強することが難しいので、そこまでハードな勉強スケジュールは組んでいませんでした。
社会人で日中は働いてらっしゃる方や、既習者コースと併用する方でも可能な勉強スケジュールかと思います。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここから詳しく1つ1つ勉強法についてお話します。
1.法科大学院の過去問を解く
私が実際に解いた法科大学院の過去問は以下の通りです。
・関西学院大学法科大学院
・立命館大学法科大学院
・日本大学法科大学院
これらの法科大学院では、HPにて本文を含めた過去問の公開がされており、無料で小論文の演習を行うことができます。
(上智大学なども過去問が公開されていることは把握していますが、私が受験する法科大学院とは問題の傾向が異なっていたので、解いていません)
また、同志社大学法科大学院(解答用紙は公開されていたと思うので、雰囲気を確認してみても良いかもしれません)や京都大学法科大学院は、設問の公開はしているものの、本文の公開はされていないので、演習を行うハードルは高いかと思います。
そして、それぞれ個人的に過去問自体の活用のしやすさでいうと、
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