右ストレートの打ち方（基本編①）

試合で一番ダウンを取れる可能性が高い攻撃のひとつが右ストレート（オーソドックスの場合）になります。
以前に紹介したジャブと同じように、ストレートといってもたくさんの打ち方があります。
今回はオーソドックス（右利き）の場合の右ストレートについて紹介します！
尚、サウスポー（左利き）の場合は左右逆の動きになります。

【右ストレートの打ち方】

1.  右足股関節に体重を乗せる
2.  腰（骨盤）をまわし、少しずつ体重を左足の股関節へ移動する
3.  右肘が胸に押し出されるように真っすぐ前にパンチを出す
4.  パンチを当てたら元の位置に骨盤を戻し、すぐに構える
 
なるべくノーモーションで打つことが大切です。
股関節の体重移動と腰の回転を利用してパンチを打つと、ノーモーションで打てるようになりますが、手打ちになると打つ前に拳の位置がブレてしまいます。

【右ストレートを打つ際の注意点】

1.  膝を前に流さない
2.  最初から前足に体重を乗せない
3.  軸を壊さない
4.  肘を外に開かない
5.  手打ちにしない
6.  脇を開かない

【右ストレートを強く打つコツ】

1.  前足の股関節でしっかりブレーキをかける
2.  前足の親指に力を入れる
3.  しっかり脇を締めて、お尻右後ろを前に強く押し込むように打つ
4.  当てる場所を最後までしっかり見て打つ
5.  顎を引き、腹圧をかける
6.  少し奥の方を打つように意識する
7.  体幹と骨盤を意識して打つ
8.  しっかり肘を伸ばしてパンチを当てる
9.  腰の回転で後足の股関節から前足の股関節にしっかり体重移動する
 
以上、右ストレートの打ち方の一部を紹介しましたが、状況によって打ち方は変えなければいけません。
強く、速いストレートを打てるようになると大きな武器になります。
パンチが直接当たらなくても強いパンチを持っているだけで、相手が警戒してくれるため、キックも当たりやすくなります。
右ストレートはたくさん練習するようにしましょう！