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パンチを打った時に拳、手首、肘を痛める原因は〇〇だ!!🥊

ジムの会員様から「サンドバッグにパンチを打つと手首が痛いのですが、打ち方が悪いのですか?」という質問がありました。
今回はサンドバッグやミットにパンチした時に拳、手首、肘を痛めない方法を紹介します。

◎拳、手首、肘を痛める原因


パンチを打って拳、手首、肘を痛める原因で一番多いのが、上半身だけでパンチを打っている手打ちになっているかのどちらかです。
他にも構えた時に拳が外に向いていたり、インパクトの瞬間に手首や拳を固められていなかったり、当てる場所を見ていなかったり、理由はいろいろありますが、まずは下半身と腰の回転を使って打てるようにしましょう。
他にパンチで指を痛めてしまうのは、拳ではなく指の方でパンチを当てているのが原因です。
当てる場所を最後までよく見て、腰の回転を使い、拳で当てる意識をもって打つようにしましょう。

◎腰が正しく回せているか?


自分では腰を回しているつもりでも、実際には上手く回せていない場合が多いです。
例えば右利きの人が右ストレートを打った場合に、インパクトの瞬間に右手が伸びている状態で右足がどの角度まで回っているかを確認します。
右足の親指が向いている方向まで右膝と骨盤が回っているはずです。
すなわち右足の親指の向いている角度まで骨盤が回ったということになりますので、右足がほとんど回らない人は上半身だけで回していることになります。
但し、右足が回っていても母指球で地面を掴めていなければ上半身が回ってしまっている可能性があります。
腰より大きく肩を回すと、右足の母指球側ではなく小指側に支点が移ってしまいます。
パンチに体幹の力を使いたいため、膝上から首下までの胴体は1枚の板のように捻じれないようにする必要があります。
もしもパンチの打ち終わりにお腹や胸のあたりで捻じれているようでしたら体幹が使えてないことになります。

◎拳、手首を痛めないパンチの打ち方


右ストレートを打つ場合に腰から先に回転させて、右肘が胸に押し出されるようにパンチを打ちます。
あくまでも手を出すのではなく、腰から肘が押し出される感覚で打つことが大切です。
もしもそれでも上手くできない場合は足から先に回すようにしましょう。
腰(骨盤)は上半身と下半身を繋ぐ部分になりますので、しっかり体幹を使って骨盤を回せば全身の力を使ってパンチが打てるようになります。
そして骨盤で肘を押し出すことでパンチは真っすぐ前に打てますので拳や肘を痛めにくくなります。
肩を回すと左側にパンチが流れてしまうため、斜めの角度でパンチがあたり拳や手首に負担がかかってしまいます。
肘と拳を繋いだラインがサンドバッグなどに直角の角度で当たれば拳と手首に負担がかからなくなります。

尚、肘を痛めてしまう人は当てる目標部分より更に奥を狙って打つと良いでしょう。
パンチが届かないことで肘の靭帯が伸びて怪我をすることがあります。
但し、必ずインパクトの瞬間は肘を伸ばして打つようにしましょう。

以上、今回はパンチで怪我をする原因の一つを紹介しましたが、サンドバッグを蹴って足が痛いという人は足蹴りになっている可能性が高いです。
また蹴りについても紹介する予定ですが、怪我をしないように仕組みを理解して練習するようにしてください。
パンチやキックを打って、どこかを痛めるというのは確実に打ち方に問題があります。
理由がわからない場合は必ずトレーナーへ相談するようにしてください。

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