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退職後悩んで | #02④食べものに頼ってみた

美味いチーズを追いかけて
あたしはひとり宮古島へ。

そこで出会ったチーズ職人の冨田さんが最強すぎた。
彼女との会話が面白すぎるのと、行動力が凄すぎて、一瞬にして惚れてしまった。

*冨田さんの行動力


会話の端々でよく
行き当たりばったり。」と仰る。

(何が行き当たりばったりかは#2の最初から読んでいただければかなり
圧倒されます。)

深く考えてないのよ。考えたら動けなくなるし。ちゃんと考えちゃったら今こんなことしてないだろな。」とご自身を評価される。
ご謙遜にもほどがあるが、彼女の目線はその時それが必要か否かのみ。自分に、というより、人のために…で動く才能がありすぎる方。
そして必要ならばまっしぐら。
一切悩んだり、不安がったり、余計なことを考えていない軽やかさを感じた。カッコ良すぎよ、冨田さん。

*プライベートをあれこれ詮索


東京で生まれ育った冨田さん。
農学部や畜産学部で学んでいた訳じゃない。仕事は事務職だったと仰るから学生時代や会社員時代からは想像がつかない今だ。

ご家族のことを伺うと、旦那様はリタイア後に東京で好きなことをされているし、冨田さんのやることには一切口出しをせず、全て応援してくれるそう。お子様は既に独立して家族を作られている。

もう自分の好きなことをしてもいいよね。」

の言葉に心から同意した。

チーズ工房から帰る時、忙しいのに冨田さん、あたしをホテルまで車で送ってくださった。
前にハイエースが走っていたのを見て、「子供達が小さかった頃、ハイエースで車内泊しながらよく家族で日本中を旅したのよ。」とちょっと嬉しそうな横顔だった。気が向いたらすぐにどこへでも行く冨田さんのアクティブさはご家族揃ってなのだろうなぁ。

*生々流転


行きたいから行くし、やりたいからやる…という生々流転を地で行く人に初めて出会った。
しかもそれが女性だったって
最高に嬉しかった。

成功するとかしないとか、
失敗したらどうしようとか、
まわりがどう見ているか、なんて
冨田さんには無縁なのだ。「ハートが強いんだなぁ、冨田さんは」と呟くと「ただ流れに乗って気づいたらここにいるだけなのよ。」と笑いながら美味しいチーズを手渡してくれた。


下地島空港は沖どめ。
搭乗口から飛行機までの
徒歩移動すら楽しい。


美味しいもの好きが高じて、
こんなにカッコいい生き方の人に
出会えるなんて幸せだなぁ、自分。

自分と冨田さんは別の人間なのだから全て真似ることは無理。いや、真似なんてする必要はないけれど、軽やかに流される生き方っていいなぁと思った。参考にして自分も軽やかに生きていこうと決めたのだ。

ついでに手のひらフェチのあたしは図々しく冨田さんの両手を見せていただいて…圧倒されたなんてもんじゃない!それはまた改めて。

*宮古島チーズ工房から目が離せない!


とにかくここ、宮古島チーズ工房
チーズを食べていると、きっと冨田さんに会いたくなるから。インスタからもお取り寄せできるので是非!

宮古島ヤギ乳のチーズに、冒頭写真のスモークしたモッツァレラチーズの「MOMOスモークスカモルツァ」や紅芋と麹をまとわせてかわいい桃色をした「紅まる」などなど宮古島の自然と楽しい冨田さんの人柄満載の絶品チーズがわんさかあるからね。



長々とお読みくださりありがとうございました。おつかれさまでした。


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