同人エロゲ ジャンル考察うんぬん
売れそうなジャンルはこれだ!!
まぁ当たり前というか、それがわかれば苦労せんわい!という感じでしょうか。
今回はいろんなジャンルの性質や特徴を、制作側の目線で知った風な感じで騙ります。
ここで制作する人は「絵」をメインにしている方という想定です。
あくまで個人の意見なので、こんなの間違ってるよ!と言われてもなんも反論出来ません!以上!
王道を征く…RPG
同人エロゲと言えばくらいには多いジャンルじゃないかなぁと…
RPGツクール制がほとんどというかほぼ全部そうなんじゃないかと思うくらいにはツクール制が多いですね。というよりも、UnityやUEでRPGを1から開発するのは余程の拘りと時間、プログラム技術がないと出来ませんし…
このジャンルの特性は「基礎操作をプレイヤーに教える必要がない」「(ツクールなら)制作コストが低い」という部分かなと思います。
いわゆるチュートリアルなんですが、このジャンルは基本的には必要ありません。
昔からあるドラクエやFF等の有名RPGの基礎操作とほぼ一緒だからです。
アクションゲームを作っている自分から言わせてもらうと「チュートリアルしなくてもプレイヤーが基本操作を理解してくれていいなぁ…」ですw
そしてツクール制という前提で言うと「制作期間が短く作りやすい」です。
凝ろうと思えばどこまでも凝れるし、簡単にしようと思えば本当に簡単に出来ます。
それこそRPGツクール制だけど戦闘なしとかレベル概念なしとかは結構ありますし、キャラとの会話とフラグのみで構成された作品※1もあります。
※1そうなるとジャンルがRPGというのは怪しいですが…
RPGの形でエロゲを作る場合、CGの見せ方はかなり幅広くなります。
常時表示させて戦闘時にも差分があるものや、イベント時にCGとテキストの形(ビジュアルノベル形式)になって細かい描写をしたり…ステータス画面で立ち絵を表示して、装備変更で差分があったり全裸だと恥じらう等…
RPGはストーリーがほぼ必須だと思うので、文章を書くのが苦手な場合はちょっと避けるか専門家に頼むかをしたほうが良いかもしれません。
パズル、ブロック崩し(ミニゲーム)系
単純なスライドパズルでCGを表示させたり、ブロック崩しでCGを隠しているブロックを破壊したり、マインスイーパーや神経衰弱、脱衣じゃんけんだったり…といういわゆるミニゲームですね。
こちらの特性は「短時間でサクッと遊んでもらえる」「制作コストが低い」「ルール説明不要」といった感じです。
こっちはRPGと少し違っていて、基本ルールではなくゲーム自体の説明が簡素なものでOKになります。
あまりゲーム自体を好まない層でもこのあたりのゲームはまだ買う選択肢に入るらしいので、初めてやる場合にこれらのゲームを作ってみるのも良いと思います。
制作コストが低い=絵にコストを割けるということでもあるので…
そしてRPGと違ってテキストを必要とせず絵と差分だけでもゲームが成立します。
文章が苦手で他人へ依頼するのもちょっと…という人にはオススメかも
シミュレーション(経営、ストラテジー、タワーディフェンスなど)系
経営系だったり、タワーディフェンスだったりストラテジー系だったりとちょっと広めのジャンル。正直なところこのジャンルを初心者がやるのは敷居が高すぎますね…何度もゲーム制作をしていたりした経験者だったり、とても強い思いがあって絶対に諦めないといった人ならまぁ…という感じ。
このジャンルは作るコストが高すぎる故に競合することが少ない為、ちゃんとしたものを作れたら結構目立つし売れる可能性も高いです。
もしこのジャンルに手を出すなら、出来ればいくつか作品を完成させた上で資金と時間に余裕を作ってからのほうが良いですね。
ローグライク、ローグライト
最近少しずつ増えてきていると感じるジャンル。特にローグライトは
制作コストもそこそこというか、ある程度単純化するなら低めになるくらいです。
ローグライトは1ターンごとに1マスずつ決まったルートを進み、1マスごとにイベントの抽選が入るといった感じだったり、そこにコマンドを記したカード(攻撃、防御、特殊技などなど)をもたせてそれでやりくりする感じのスレイザスパイアのようなジャンルです。
ローグライクのようにランダム生成のマップを作ったり、キャラクターの8方向の絵なども必要がない形に出来る上、ターン制の処理もローグライクほどではないのに、ゲームのランダム性が高く確保されて敗北エロのシチュエーションがとても映えます。こちらはプログラムが出来る人ならそこまで難しいものではないはずなので、そちらに自信がある人は挑戦するのも良いかもしれません。
アドベンチャー(ビジュアルノベル)
商業エロゲでは結構ポピュラーですが、最近の同人エロゲではあまり見かけない形式のジャンルだと思います。
このジャンルは「ちゃんとしたもの」にするためにはかなり膨大な量のテキスト、ストーリー分岐等が必要になります。
本当に簡単に作る場合であれば、制作コストは低いですし、作るためのツールも豊富です。ただし、簡単なビジュアルノベルを作るくらいなら「SS(ショートストーリー)付きCG集」を出すほうが良いかもしれません。
BGMなどで雰囲気を出すのも確かに重要な要素なんですが、絵をメインで活動されている方なら、絵の差分や基礎枚数を増やすほうが売上につながるんじゃないかと思いますね。
アクションゲーム
これはちょっとジャンルとしては広すぎて種類が多くなりすぎるんですが、とりあえず分かる範囲だけ騙ります。
横スクロールアクションはマリオやロックマン等をイメージするとわかりやすいと思います。
縦スクロールはアーケードやシューティングが多い印象ですね。
見下ろし型なんかもありますが、とりあえずどれも「凝ろうと思えば凝れる」ので、企画段階でできるだけ細かく仕様を決めておくのが肝心です。
これ自体はどのゲームジャンルでもそうではあるのですが、途中で仕様を変えるのはかなり難しく制作自体の頓挫を招く可能性も高いです。
アクションでミスをする=エロに発展する というのは構造としては作りやすくなるので、アクションゲームは好きだし作ってみようかな?という方はぜひ「アクションゲームツクールMV」を使って開発して下さい!
アクションゲームツクールMVの住民が増えますように…
終わりに
他にも様々なジャンルはありますが、とりあえずざっくりと紹介しました。
ゲーム制作はかなり大変なイメージはありますが、もし興味があるなら一度挑戦してみても良いのではないでしょうか?同人エロゲ制作者が増えてくれることを祈り、この記事を終わります。