同人エロゲはいいぞ その2
その1の続きです。
前回はゲームもどきで初めて収益を上げ、その後他のサークルさんのゲームの有償手伝いをさせてもらいました。
ぶっちゃけこれが「ゲーム制作で稼げるかもしれない」と思った時期です。
このときに協力させていただいたのが七草堂ひろきち氏の「GirlvsGirl」という作品です。
SPYvsSPYというファミコンのゲームを元にした同人ゲームで、私は敵役の版権キャラ2名のドット絵を担当しました。
当時は本当に何も知らず、ドット絵を打つ以外は何もできない状態でした。ひろきち氏がゲームを少しずつ作り上げていき、それをこちらにも共有してもらって実際にゲームが動いていくのを何度も見せてもらいました。
この時はプログラムやツールなどの知識もなく、どういう風にゲームが作られていくのかを知らなかったのですが、この経験のおかげで初歩の初歩を学んだと思います。
この作品のあと自分のゲームを出してみたいと思って、当時おなじ界隈にいたプログラムに強い人に声をかけて2人で「HEROINE HUNTING」を2年ほどかけて完成させました。
このゲーム制作期間はおそらく後々の制作への姿勢の変化にもつながった大事な期間でした。
プログラマとはこのゲーム完成後にチーム分解してしまったのですが、この経験が「他人と一緒にゲームを作ることの難しさ」を学ばせてくれました。
他人と組むのは難しい
ほんとーーーーにこれは実感しました。今ならもしかしたら上手く出来るかもしれませんが、当時は途中で未完成にならなかったのが不思議なくらいです。その部分に関して言えば、「プログラマが優秀だったから」なのは間違いないですね。
両者とも精神面の未熟さが出てしまったという言い訳をする感じでしょうか…こちらがすべて悪いと言われたくもないし、相手がすべて悪いと言いたくもないです。
この後がきつかった…
実際、この後に完成させた「バトルオークオブリベンジ」はなんと制作に6年もかかってしまった上に売上は前作の半分以下という…なんとも残念な結果になりました。
原因というか、前作での色々なやりとりで人と関わるのがおっくうになり、制作モチベーションも低下して、本業でも失敗続きという「すべてがうまくいかない」状態になっていました。
ただ、それでも毎日何かしらの作業をしてブログ更新も継続はしていたので、かろうじて持ちこたえていた感じですね…
完成させて得られたもの
6年かかりましたが制作を諦めずに完成させて出せたことは、自分の中ではとても大きい影響がありました。
今回もプログラム部分は前作とは別のプログラマに協力してもらったのですが、この際に企画書や仕様書の初歩的な部分をある程度学ぶことができて、同時にunityの方も1ヶ月ほどですが集中的に勉強をしていました。
プログラマにどのように伝えれば良いのか、というのもかなり理解が進んできた実感があって、相手との話し合いが格段にやりやすくなったと思います。
この間にDiscordが出てきて他者とのボイスでの交流がかなり気楽になり、制作関係者との繋がりもできて来ました。
その3に続きます。
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