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無鉄砲な矢が勇敢な矢へ【光る君へ#46「刀伊の入寇」】


お話的には、まひろと周明のやりとりが主軸なんだろうけど・・・
筆者は隆家推しなので、隆家のことばかり書いています。




「富なぞ要らぬ!仲間がおれば」

これ、なんか軽くて残念だったな・・・笑
いや、仲間は大事だけど・・・笑
あまり居場所がなかった内裏から離れ、大宰府では必要とされる存在になり、土地の者にも信頼され・・・ちょっと隆家は、かかってるんだと思うことにしよう。


「お前も共に泊まるか?」

周明に言ったこの軽口はよかった笑


「女子がこんな所までやって来るのは何か訳があるのだろう。」

これもセリフはかっこいいんだけど、なんかグッとこなかったなぁ~。とってつけたような感じが・・・。まひろと隆家に関係性がないからかな?ききょうの話で盛り上がってるところとか観たかったかな。隆家「ききょうがお前の悪口ばかり言っていたぞ」みたいな笑


「よくぞ生きて知らせてくれた」

ここも、ちょっとオーバーじゃないか?もうちょっと落ち着きある方が隆家の強者感が出たような。
常覚から聞いた情報を、隆家がショックを受けながら聞いてる感じがして、ん~なんかもう少しどっしり構えて聞いてほしかったなっていう笑

常覚がきたことで今回の異変を察知するわけだけど、欲をいえばその前から、異国の者の出没情報がちらほらあって(それをまひろとも話してて)、で、ついにきたか~!みたいな流れの方がワクワクしたかも。

あと、「ドオン・・・ドオン・・・」みたいな音楽がちょっとダサかった・・・笑


「出陣する」

ここよかった!そうそう、これくらいの落ち着きで。

「小勢でも今我らが討って出て食い止めねば」
「陸に上がられては無辜の民に害が及ぶ」


もはや戦国の武将のたたずまい・・・笑


「やや?かぶら矢におののいております!」

ここもよかった!

かつて、花山院に放った無鉄砲な矢。
それが今は、民を守るための勇敢な矢に。

この、対比がいいですねぇ。
(見返したら、矢のスピードが遅くてちょっとダサかったけど、それはもういいや!ロケって大変そうだし笑)

花山院に矢を放ったときの、ちょっとイカれてる感じの表情の隆家の画像をネットでさんざん見たので笑
今回の勇敢なシーンで上書きできてよかった笑


「対馬より先に進んではならぬ」

これもよかった!史実でもそうらしい。
まだ若かった、「さがな者」の頃の隆家と対比できる。

先のことを考えられない、衝動で行動していた(花山院に矢を放ったり)男が、今では理性をもって事に対処している

小勢でも迎え撃つし、朝廷の許可も待ちはしないが、攻めすぎて外交的な問題を引き起こすこともちゃんと避ける。真に勇敢であって、もはや蛮勇の男ではない。

いいなぁ~

これを、実資の入れ知恵でやってたら、なおよかったな~。



藤原隆家という人物は、この「光る君へ」で初めて知ったんだけど、めちゃくちゃ魅力的な人物で、知れてよかった!

推しになってしまった分、「刀伊の入寇」に対する期待値がちょっと上がってしまったところはあるが、楽しく観れました。ありがとうございました。

次回は、とりあえず論功行賞で隆家のために憤慨する実資を楽しみに・・・
あと、倫子様の「私が気付いていないとでも思っていた?」も楽しみです笑

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