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難しい言葉を集めて文章を作ってみた。 nideの1日1単語記録【6月】

nideのプロデューサーの山岸です。
6月が終わり、下半期に入りましたね!7月もゆるやかにリモートワークを続けています。

ニードでは、リモートワークのコミュニケーションの一貫で、毎日雑談という時間を設けています。
その中で、「聞いたことある・聞き慣れない言葉の意味を紹介する」という1日1単語コーナーを設けて、毎日発表していました。

6月に紹介された単語たちは、こんな感じです。

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Twitterでも、その日の単語を紹介したりしています。(が、続けられていないのでやらなくては...!!)

ということで、6月の1日1単語をつなげて、社長が文章にしてくれました。

社内向けに単語を復習できる言葉あそびで、すべて聞いている人ほど、きっと意味がわかるはず。というものですが、面白かったので、こちらにも公開してみます。

コロナ禍でのVUCAな時代、ネットの中ではミームが混沌と氾濫し、
一時的な娯しみとして加速度的に消費されている一方で、
シャーデンフロイデを素としたキャンセルカルチャーも横行しているが
これは、人々がネットの中で味わうことのできる快楽の一種であり
エフィカシーが良くない方向へと発現していると考えられる。
ストレスフルな現実世界の裏返しとしての行動であると仮定すれば
彼らの集団としての行動をネットの中のハイコンテクストなひとつの文化と位置付け、
エスノグラフィーを実施することで、コンタクトレスエコノミーにおける
サービスデザインへのヒントになってくるのではないだろうか。

一方現実世界に目を向けると、徐々にニューノーマルとしての
日常に落ち着きを取り戻しつつあります。
われわれの仕事であるデザインにおいても、
オンラインで滞りなく実施できる議論や対話。
色校正など、対面が必要な業務の場合でも、
各自ソーシャルディスタンスを意識して業務にあたっています。

経済は、いまだ膠着しています。
市場の変化が鈍化している状況では、
共創での価値創造のスピードも当然遅くなります。
いま企業はファーストペンギンになる必要はありません。
自社のコアコンピタンスに確信をもち、
スペキュラティブに創発的戦略を実現できる組織を
構築していくことが最優先事項です。
それを実現できている各企業は、例えばエシカルの機運を
アウトカムと捉えたD2Cなどへ新規参入していくことで
新たなビジネスを模索しています。

カラーバス効果で
60デニールのタイツがあつまってくる
レイモンサビニャック

・・・どうでしょうか?


言葉の意味を知ることで、一見難解な文章もスムーズに読解することができます。
スムーズに読解できるということは、それだけ理解にカロリーを使わないので、知識として定着しやすくなります。
かつ自分がその言葉を理解しているという指標にもなりますね。

社内では、シャーデンフロイデが一番人気でした。
(ドイツ語は響きが格好いい)

7月も1日1単語紹介は、続けています。
紹介する単語の選定など、難易度は上がっていきますが、かんたんな言葉も改めて意味を確認したり、共通認識をもつために話す機会を設けたりすることで、社内の知識定着と言葉に対する意識を高められます。
もちろん、リモートワーク中のコミュニケーションにも一役買ってくれています。

7月もまとめの文章をお楽しみに!

6月の1日1単語 一覧

6/2 - アウトカムとは?
6/3 色校正とは?
6/4 レイモンサビニャック
6/5 ハイコンテクスト・ローコンテクスト
6/8 コンタクトレスエコノミー
6/9 スペキュラティブデザイン
6/10 コアコンピタンス
6/11 エフィカシー/セルフエフィカシー
6/12 D2C
6/15 サービスデザイン
6/16 エシカル
6/17 VUCA
6/18 議論と対話
6/19 ミーム
6/22 ファーストペンギン
6/23 共創
6/24 創発
6/25 カラーバス効果
6/26 エスノグラフィー(調査)
6/29 キャンセルカルチャー(とシャーデンフロイデ)
6/30 デニール(単位)


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