快晴の浜辺でクリーン作戦実行! 浜松支社の清掃活動に参加してきました
こんにちは! 西川コミュニケーションズSDGs広報チーム“つつつ”です。
今回は、当社の浜松支社が行った海岸の清掃活動を取材してきました。
広大な遠州灘に面した浜松市の海岸といえば、ウミガメも産卵に来るという中田島砂丘をはじめ、どこまでも続く美しい砂浜が有名。マリンレジャーも盛んでたくさんの人に親しまれている砂浜に、さてゴミはどれほど落ちているのでしょう?
快晴に恵まれ、絶好の行楽……ではなく、ゴミ拾いびよりとなった当日の様子を、たくさんの写真を添えてお届けします!
ゴミ拾い現場は、浜松市の舞阪海岸
まずはご覧ください、この美しい浜辺!
やってきたのは浜松市の舞阪海岸。浜松支社では今年9月にも支社周辺の清掃活動を行っていますが、今回はちょっと足を延ばして、支社からクルマで20分ほどのこの海岸での活動となりました。
浜松の海岸はどこもマリンスポーツや釣りなどを楽しむ人たちで年中賑わっています。この日の舞阪海岸も、たくさんの人たちが快晴の浜辺を楽しんでいました。
続々とやってくる浜松支社の有志スタッフたちも、どこか遊びに来たみたいな明るい笑顔。いい一日になりそうです!
全員集まったところで、まずは今回のゴミ拾いのやり方についてお話がありました。説明するのは、浜松支社のスタッフであり、「SDGsを考える会」啓蒙チームとして今回の清掃活動を主催した金田さん。
なお、浜松市では海洋プラスチックゴミの削減を目指して海岸の清掃ボランティアの活動支援を行っています。今回の浜松支社の活動も浜松市のクリーン作戦の一環として浜松市役所の環境政策課に申請済みで、市からゴミ袋や軍手を支援していただきました。
ゴミ拾いアイテムを手に取り、準備万端。さぁ浜辺へ!
ゴミ拾いスタート!
しかし、です。
改めてご覧ください、この青い空、青い海、そしてどこまでも続く白い砂浜。……これ、ゴミなんてあります?
清掃活動の場所をここに決めたのは、浜松市の職員の方からのご提案。どこで活動しようか迷って相談したところ、「舞阪海岸でお願いします」とお話をいただいたとか。主催の金田さんたちは、実はその時点で「でもあそこ、きれいだけどなぁ」なんて思っていたのだそうです。
実際に到着してもやっぱり記憶のとおりの美しさで、浜松支社のスタッフたちは「ゴミなんてある?」と首を傾げつつ、砂浜に散らばっていきました。
しかし、いざその気になって足元を見てみれば……
「あった!」
「こっちにもあった! ……意外といっぱい落ちてる~~!!」
サラサラの砂に半ば埋もれるようにして、もとはお手拭きの袋と思しきビニールの切れ端や、ペットボトルのフタなど、細かいゴミがあちこちに。これぞまさしく海洋プラスチックゴミ!
一度見つけると目が慣れるのか、小さなゴミも次々と発見! あきらかに自然物とは違う色合いなので、どうして今まで気づかなかったのか不思議なくらい目立ちます。
サラサラの砂が浜辺の美しさを生んでいるわけですが、サラサラゆえに、風が吹いたらあっという間にゴミを隠してしまうということでもあるんですね。
ちなみにゴミ拾いをしていたスタッフの鞄からいつの間にかスマホが落っこちたハプニングがありましたが、それもあっという間に砂に埋もれかけていました。砂浜でのゴミ拾いはいつも以上に落とし物に注意です!
次々見つかるあんなゴミ、こんなゴミ
特に波が寄せる場所にゴミがたまるらしく、ゴミや流木がライン状に点々と……。追いかけて拾い集めるうちに、みんな浜辺を先へ先へとずんずん進んでいきます。
切れ端やフタなんてカワイイものだけではなく、まるごとペットボトルやプラ容器、ガラス瓶もざくざくと。サンダルの破片、傘の柄、何かのシート……なんでもありです。
流木には大きなゴミが絡まっていることも多く、引き剥がすのに一苦労。
絡まるといえば厄介なのが、漁船から流出したと思しきロープ類。絡まったロープがさらにゴミを巻き込んで、どんどん巨大化していました。
抱えきれないほど巨大化したロープ類を運ぶため、おみこしが出現。
これ、土台のパレットもゴミです。パレットだけでも相当な重量があって、よくこんなものが流れ着いたなとある意味感心してしまいました。水の力ってすごい。
漁具は小さなものから大きなものまで本当にたくさんありました。故意に捨てたわけではなく、操業中に流出してしまっただけだとしても、やっぱりこの量は考えさせられますね。
一方で、粗大ゴミの中には「ここに捨てていく!」という意思を感じるものも。流れ着いたのではなく、故意に浜辺に捨てられていったようです。
ずいぶん遠くから流れてきたと思しきゴミもちらほら。日本で捨てられたゴミもどこかの国にこんなふうに流れ着いているかもしれないと思うと、ますますポイ捨てダメ絶対という気持ちになりますね。
次々見つかるゴミに、みんな驚いたり怒ったり。とはいえ賑やかにゴミ拾いは続きます。清掃活動なんていうとちょっと堅苦しいですが、ロケーションがいいとゴミ拾いも楽しいものですね。中にはゴミだけじゃなく、宝物も落ちていたりして。
キレイな石やいい感じの枝は、大人も子どもも見たら拾いたくなるものです。
後ろ髪を引かれつつ、終了!
そんなこんなで、開始二時間が経つころには、ゴミ袋が足りない事態に。
ゴミはまだあちこちに落ちています。みんなすっかり目が慣れて、遠目からでもわかってしまうゴミの数々に気が付きながらも、でもこれ以上は運べそうもない……。
「これ、第2回の開催決定だね」と話しつつ、予定どおりの時間に撤収となりました。
とはいえここで終わりではありません。拾い集めたゴミは、改めて分別しなければならないのです! まずはゴミをすべて浜松支社に持ち帰ります。
分別がまた一苦労。空のペットボトルやビニールの切れ端なんかはまだしも、缶コーヒーの中にたばこの吸い殻が入っていたり、ビンの中に何やら怪しげな中身が入ったままだったりと、一筋縄ではいかないものもたくさん。中には尖ったガラスの破片なんて危険なものもあり、慎重に分別していきます。
最終的に、ガラスや金属などの不燃物と、それ以外のゴミとに分別。指定処分場である浜松市南部清掃工場に持ち込み、所定の手続きを経て処分をお願いしました。
「ゴミなんてある?」
と言いつつ始まった清掃活動でしたが、終わってみれば、意外なまでのゴミの量に驚く結果となりました。「きれいな砂浜」という思い込みのせいで、気が付いていなかっただけなんですね。
しかも、今回拾えたのはほんの一部です。気づいていながら残してきた分はもちろん、あのサラサラの砂の下にはまだまだたくさん埋もれているはず……。さらに今も海の中を漂っているものも多いと考えれば、その総量はどれくらいになるのでしょう。
美しい浜辺を眺めながら、「想像するとちょっと怖いね」と浜松支社長がつぶやいていたのが印象的でした。
ポイ捨てなんて言語道断!
ゴミはちゃんと分別して、正しく捨てることが本当に大事!
と、実感する一日となりました。
また、それはそれとして、快晴の心地よい浜辺をのびのびと歩き、リフレッシュにもなったのではないでしょうか。
浜松支社では今後も継続して浜辺の清掃活動をしていくとのこと。今後も注目していきます!
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