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野菜に込めた会社の思い!企業メッセージ動画制作の裏側

こんにちは!西川コミュニケーションズ(NICO)SDGs広報チーム“つつつ”のきたサンです。

私が所属する広報課では、企業として目指す方向をまとめた「企業メッセージ」を社内外に浸透させていくことがミッションとなっています。そのミッションを果たすべく動画を制作!社内ではすでに動画を共有しましたが、今回の記事では動画撮影の裏側をお届けします。また、記事の最後には社外の方もご覧いただける動画もご用意しておりますので、ぜひ最後までご覧ください。


企業メッセージとは?

企業メッセージとは企業が向かうべき方向を指し示すもので、他社での活動では「パーパス」と言われていることが多いようです(「使命」や「ビジョン」と表現している会社もあります)。

「つつつはSDGsに関する内容を取り扱うnoteですよね?企業メッセージってSDGsに何か関係ありますか?」そんな声が聞こえてきそうですが、近年では企業が向かうべき方向性を指し示した経営手法「パーパス経営」が注目されており、働きがいにも直結すると考えられることから、重視する会社が増えています。

「パーパス経営」の解説と中小企業が取り組むメリット
https://j-net21.smrj.go.jp/qa/org/Q1464.html

中小企業基盤整備機構が運営する中小企業のビジネスを支援するポータルサイト「J-Net21」

NICOの祖業は印刷ですが、時代の変化に合わせて事業領域を拡大してきたことで、「自分たちは何者なのか?」と従業員の中で迷いの声が上がっていました。それをきっかけにして企業メッセージを作ろう!と広報課が推進役となり、プロジェクトが立ち上げられました。「企業メッセージ」には、”同じ船”に乗る仲間として「こういう思いを持って仕事に打ち込んで欲しい」という会社からの思いが込められているのです。

伝えることで、社会をよりよく。


いま、「誰も取り残さない」という視点を大切にしながら

よりよい社会を目指すさまざまな取り組みが行われています。


私たちも豊かな社会を変わらぬ目標としており、

コミュニケーション分野からその実現を目指して

お客さまの持つ情報をたくさんの人に届けるお手伝いをしてきました。


届ける人の数だけではなく、伝えるべき人に伝えるため

印刷を原点に、マーケティング、ICT、BPO、DXなど

変化する時代に合わせて事業領域を広げ、

今もまだ新たな学びの努力を重ねています。


情報を伝えることで、人と社会がもっと豊かになるように。

これからも、学び、変化、挑戦を続け、お客さまとともに歩み

いつの時代も最適解をお届けします。
NICOの企業メッセージ「伝えることで、社会をよりよく。」

メッセージ開発の詳しい経緯はこちらの記事をご覧ください!
「伝えることで、社会をよりよく」 企業メッセージに込めた西川コミュニケーションズの挑戦

企業メッセージを伝える動画とは?

企業メッセージはこれまで、全従業員が参加する会議(リモート)で経緯を含めて発表したり、名刺に記載したりと、数回に渡りメッセージを伝える機会を作っていました。しかし、広報課としてはまだまだ「従業員の皆さんに浸透している!」という状態とは言えないと感じていました。そこで企業メッセージを浸透させるために社内で様々な部署からメンバーを招集してメッセージ浸透プロジェクトを発足。浸透プロジェクトメンバーとも議論し、まずは皆さんに「改めて知ってもらう・理解してもらう」ことに注力することにしました。表現方法は多々ありますが、議論の結果、短い動画を作成して見てもらう方法に決めました。

どんな動画をどう作ったの?

さて早速、動画制作の打ち合わせを開始。
NICOでは人材育成の観点からリスキリングに積極的に取り組んでおり、
つつつを運営するSDGs広報のチームを含め様々なチームがあります。
その中に動画制作を行うチームがあり、今回の企画と制作を「動画チーム」に相談しました。

リスキリングに関する詳しい内容はこちらからご覧ください!
人材育成! リスキリング、始めてます。

きたサンは最初はテキストベースの動画でさらさらっと流れる程度の動画を考えていましたが、

文字をベースにした動画の流れをイメージしたもの
こちらはきたサン作成の文字ベースのスライド。最初は制作スピードを重視したいこともあり、
こちらをカッコよくしたらいいかなぁとぼんやりと考えていました。

「これで伝わる??」「心に残らない」と至極当然な愛のあるダメ出しをいただき、あーだこーだとブレストさせて頂いた結果、

「ストップモーション・アニメってどうです?」

というひらめきが!!リスキリング動画チームのメンバーの中に以前、ストップモーション・アニメの動画を作成したことがある方がいらっしゃるとのことで、それらの経験を活かして、見ていて楽しい、心に残る動画を制作しましょう、というお話に。

ストップモーション・アニメとは、少しずつ撮影対象を動かしてカメラで撮影し、連続して動いているかのように見せる撮影方法。アニメーションの一種であり、コマ撮り(コマどり)ともいわれています。

動画のシナリオはリスキリングチームと話し合い、

・企業メッセージに普段あまり触れない人も理解できるか
・興味を持ってもらえるか

という点を大切に考えました。

大まかなストーリーは従業員を野菜に見立て、その野菜たちが企業メッセージについて語り合い・理解を深め、従業員(野菜)たちの力によっておいしいカレーが出来上がり、人々に届けられるというもの。

≪撮影するシーンの流れ≫

1、野菜(従業員)たちが、NICOの掲げた企業メッセージについて
 話し合うシーン
2、メッセージに理解を示し、野菜たちが動き出し鍋に飛び込むシーン
3、カレーが出来上がるシーン


いざ撮影!

野菜たちのサイズに合わせた名刺3種類
「名刺にメッセージが書かれているよね」というセリフがあるので小物として
野菜たちのサイズに合わせた名刺を用意。(サイズ感は右のペンと比較してみてくださいね)
ライティングように置かれている人参の写真
ライティングに苦労しながら…

野菜を置いて配置を決めている写真
テストの野菜で配置やカメラのアングルを探っていきます!
実際に撮影している写真
いざ撮影!
最終的なこんな配置になりました

企業メッセージに理解を示した野菜たちが鍋に飛び込むシーンです。

バーベキューの串に野菜たちを刺し、いい感じに鍋に飛び込む演出をしました。が、野菜たちの息を合わせる(タイミング)のにひと苦労しました(笑)
たまねき、じゃがいも、にんじんが串に刺されて鍋に飛び込むシーンのGIF画像
撮影した素材はこんな感じです

ここでちょっと裏話。社内アンケートで「どうやって撮影したの?」というご質問もありましたので、ご紹介します!

本来ストップモーション・アニメは「1枚ずつ連続して写真を撮影し、繋げる」やり方ですが、今回は専用アプリで動画を撮影し、フレーム単位で一枚ずつ画像として簡単に書き出せて、その画像を補修・合成などして、再度繋げ合わせるというやり方にしました。作業時間を短縮できて途中の動きも確認できるのでとてもスムーズに撮影することができました。

最後に完成したカレーを見せるためにカレーも作っていきます。
が、なんかカレーがドロドロしていて…

う~~~ん、なんか微妙…??

「カレーはNICOが作る”アウトプット”の表現なのに、おいしそうに見えないのはダメじゃないか!?」ということでなんとか試行錯誤しながら軌道修正。(何とかおいしそうに見えていたらいいのですが…)

無事完成。撮影後、カレーはスタッフがおいしくいただきました。

またまた社内アンケートから「なんでカレー?」というご質問もありましたので、ご回答。

まずは記事の中でも触れたように従業員にメッセージに興味を持ってもらいたいという所が大きかったので、仕事の枠を飛び越えて何か身近なもので表現できないかと考えました。

NICOが提供する多様なサービスは、それぞれ異なる価値を持っており、それぞれが重要で、単体でも考えられるものですが、NICOの強みは、それらの「多様なサービスが一体となって社会に価値を提供できる」ということ。
(よくワンストップで、というのも使うワードですね。)

そのイメージを、様々な種類の野菜が一つの鍋で煮込まれて出来上がるカレーとシンクロさせました。カレーは、「多くの人々に愛され、喜ぶもの」さまざまな素材が調和し、心を満たす料理。NICOのサービスも同様に、伝える力を合わせることで、社会に大きな影響をもたらしたらいいなぁと。

さらに、NICOが運営しているこども食堂でカレーを提供している事もあって、カレーに置き換えてこの動画をつくろうと思いました。 カレーは、温かさ、家庭的な安心感、そしてみんなで分かち合える喜びを象徴します。NICOが、社会にとってそのような存在であることを表現し、みんなでつながり、より良い未来をつくる力を伝えられていけたらよいと考えました。

社外向けの動画も制作しました、ぜひご覧ください!

動画自体は本来、社内の方に知って理解を深めてもらうためのものでしたが、社長に見ていただいたところ「社外で見てもらってもいいのでは?」とのことで、少し砕けている言葉尻などを変えてアレンジしました。ぜひご覧ください!

今回ご協力いただいたリスキリング動画チームの方々には面白がりながら取り組んで頂けて感謝です!

これからもNICOの広報課と企業メッセージ浸透プロジェクトでは様々な取り組みを行っていきます!

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