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ブラックホールからの帰還

ライフコーチ活動をしている、にこると申します。こんにちは。
今回の記事は、私が参加している文章教室の課題のエッセイをリライトし、恥ずかしながら自己開示しようという試みです。なんで恥ずかしいというと、お題が『人生最大の失敗』だったんですよね!普通はそんなの蓋をして地下室に隠してしまいたいじゃないですか!
でも、あえて公開することにします。

何故?!

同じような壁に誰でもぶつかると思うんです。そして、八方ふさがりになって打ちひしがれてしまって心が病んでいく。。。自分はまさにそんな感じでした。でも、コーチにコーチングを受けることで、ブラックホールに飲み込まれそうになってた所から、すんでの所で地球に帰還することが出来ました。そんな失敗談を聞いて下さい。それではどうぞ

ブラックホールからの帰還  

BY にこる (ライフコーチ活動中)

はじまりはBIGプロジェクト


転職して入社した会社で初めて任された大きなプロジェクトは、最初から上手くいく気が全くしなかった。

当時私は20年以上勤めた会社を希望退職。転職イベントでマッチングした会社に正社員で入社して間もなかった。それまで私は印刷会社のクリエイティブ部門の中で、いろんなものをのんびり制作していたのだけれど、転職先では上司が経営陣の一人。仕事の受注から見積もり、発注、etc. 一人で何役もこなさねばならず、そもそも経験のない経営陣とのコミュニケーションに四苦八苦することになった。すべてを自分でゼロから考えて提案するのが仕事で、やったことのない仕事の荒波にもまれながら神経をすり減らしていた。

そんな折に、会社のWebsiteの全面リニューアルというプロジェクトを任されることになる。
このプロジェクトは、経営者が飲み屋で知り合って連れてきた街のホームページ屋さんがパートナーと決まっており、スタート時点で全くうまくいく気が全く1ミリもしていなかった。上司は、上のご意向どおりにやるようにとわたしに丸投げて放置。否応なくプロジェクトは進行するものの、『デザイン』『コピーライト』『撮影』において指示通りにあがらない、なんじゃこりゃ!?『????』思うように制作が進まずに時間だけがいたずらに過ぎて行く。

ブラックホールへ迷い込む

協力会社をうまくリード出来ずに当初の予定が大幅にずれ、結局プロジェクトを良いカタチでクロージングできなかった自分の評価は社内で地に落ちる事となった。私は社内で孤立、孤独にさいなまれる中、精神を病んで追い詰められ、どんどん闇に落ちていったのである。
上からの言葉はすべてパワハラに聞こえ、人の言葉や行動がすべて自分を傷つけるような言動に思えた。

このままではいけない。
ブラックホールが大きな口をあけ、今にも引き込まれそうな危機感を感じた。

ブラックホールが・・・・

ある日、対話をしながら自分の可能性を引き出す『コーチング』というものをSNSでみつけて体験セミナーの門をたたいてみた。コミュニケーション力をあげるのに効果が出そうだと感じる事が出来てすぐにスクール入学を決めたのだが、入学までしばらく時間があったので、プロコーチの『体験セッション』を受けてみる事にした。主婦からプロコーチになったという女性のコーチは、私の話というよりも『ぐち』をまるごと受け止めてくれた。20年連れ添った相方ですら癒せなかった、傷だらけの私の心を包んで、光ある場所に引き戻してくれた。闇に飲み込まれる寸前で、私は地球の自分の場所に帰還することができたのだ。

そして今、壁にぶち当たって壊れそうになっている人に、私のコーチが私にしてくれたようなコーチングセッションを届けるべく自分自身のスキルを磨く日々を送っている。人は『自分の力で立ち直る力が備わっている事』『コーチのフォローで、最短距離の道を自分で見つける事ができる事』を伝える為に。

自分の人生で一番の失敗は、これからの自分の歩く道を煌々と照らす灯台となった。


失敗が灯台に!

あとがき


この人生で一番の失敗談を、同じように悩んでいる貴方の為に書きました。

『コーチング』何それ? はじめ自分も何もしらなかったのですが、藁にもすがる思いで飛び込んだ体験セッションがきっかけで自分の力で立ち直るきっかけを得る事ができたんです。

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