コラム:「1分で整う」ワークの開発秘話
『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』が発売されて、約2か月が経ちました。
1か月目では、振り返りnoteを書いたので、
2か月目では、第1章にある「1分で整う」ワークの開発秘話に触れてみたいと思います。
結論からいいますと、じつは中学生向けに開発したワークでした。
それは2020年2月、ヤフー社のご近所にある麹町中学校にて、受験間近な中学生向けに30分程度の授業をすることになったのがきっかけです。
当時、麹町中といえば工藤校長先生の取り組みが有名であり、「メタ認知が鍵だ」というメッセージをされていたこともあって、とあるご縁がつながって、マインドフルネスの授業をさせていただけることになったのです。
私自身、ビジネスパーソン向けにマインドフルネス研修を実施したことは何度もありましたが、学生向け(しかも中学生向け)ははじめてでした。
稀にない機会なので、
・とってもシンプルで分かりやすく、楽しんでもらいたい
・少しでも受験ストレスを軽減してもらいたい
・受験当日にも活用してもらいたい
など考えていたときに、ふと思い出したのは脳内メーカーです。
一昔前のSNS初期あたりに流行ったのを覚えている人はいると思いますが、いまの中学生は知らないし、面白がってくれるはず。
そう思いついたら、ワークの設計です。
・中学校なのでプロジェクターやスクリーンはない
・30分の授業で、コンパクトにする必要あり
・マインドフルネスや瞑想という言葉遣いを控える
などの制約条件もあって、組み立てたのがこちらの5つのステップ。
用意するものは紙とペン、ストップウォッチのみ。工夫したのは、A4のコピー用紙に脳内メーカーのイラストを左右に貼り付けて、折り目をつけて配布したことです。
中学生に授業する前に会社の同僚に実験協力いただいて、この5つのステップのワークが機能することを確認した上で、実際に中学生10名に対して授業したところ、、大盛り上がりでした!!
こちらの写真が「1分で整う」ワークのデビュー戦です。
元麹町中の加藤先生より、懐かしの写真をいただきました
このときの経験や手応えがあったために、「1分で整う」ワークの原型を活かして、自信をもって書籍の第1章に盛り込んだのでした、という開発秘話です。
第1章はこちらのnoteに全公開しております。