『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』のその先へ
書籍をひらいたカバーには、「いまの気持ちは?」とあります。
私たちは、ふだん気持ちや感情を表現する言葉をどれくらい使っているでしょうか。どれくらい知っているでしょうか。
私自身は「うれしい」「びっくり」というポジティブな言葉をよく使いますが、「イライラ」や「悲しみ」「不安」などネガティブことは感じていても、ほとんど言葉には出さないようにしていました。
ふと湧き上がったのは、
「言葉に出さないのではなく、言葉に出せないのではないのか?」の問い。
試しにノートに書き出していこうとすると、全然出てこない(泣)
(泣)という表現になっちゃうくらい、出てきませんでした。。
言葉に出さないの手前ある、言葉に出せないというのは、単に表現する語彙力が不足していたのです。これはマズい。
『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』では、オートパイロット(無意識)とマインドフルネス(意識的)の対比として、仕事や日常生活での事例を提示していますが、その先にあるのは「無意識になっている感情」から「意識的に感情を表現すること」へもシフトです。
それが、心豊かに生きるってことなのでしょう(いまさら気づいてしまった感…)
感情のボキャ貧からリッチになれるよう、感情表現について調べてみると、代表的なモデルがいくつかありました。
プルチックモデル:
心理学者ロバート・プルチックが提唱した、8つの基本感情、3つの感情強度、感情の関係性を表したものです。感情リテラシーを高めるには「感情を表現する言葉を知っている、というだけでなく、異なる感情がいかに相互に関係しあっていて、いかに変化を重ねるか、ということを理解する」とのことです。
ムードメーカー:
イェール大学の感情知性センターという研究機関が開発した、いまの気分を認識するのに役立つツールです。感情の良し悪しを表す「フィーリングレベル」と身体の「エネルギーレベル」のふたつをバロメーターとして、それぞれ点数化。両者の交わるマスを見れば、いまの気分を「100の感情」のなかから言語化できるようになります。
感情マップ:
かつてソフトバンクのPepperロボットに2つの感情エンジンを搭載した光吉先生による感情マップ。生理・臨床系の論文を調べ、感情反応と脳の関係から情動や行動のメカニズムを再現しようというものです。
ほかにも、日本語には身体感覚にまつわる感情表現は多くあり、GPTさんにピックアップしていただきました。調べるともっともっと出てきそうです。
『1分で整う いつでもどこでもマインドフルネス』のその先へと、
2024年の締めnoteとして書き出したら、個人目標として「感情表現を豊かにする」という2025年への方向性がでてきました。
このnoteを読んでいただいた方にとって、心豊かな日々を過ごせますように。