Search Inside Yourselfのネーミング、じわじわくる
6/6,7,20,21で、オンラインSIYが開催されました。
私の人生を変えた、あのSIYが、しかもオンラインで!
今回はコロナ禍でのオフライン代替として、今後のオンライン化を見据えたクローズで実施したものであり、私もスタッフとして関わる中で、あらためてSIYの奥深さ、味わい深さ、噛めば噛むほど、旨味たっぷりで、じわじわきます。
Search Inside Yourselfとは
米Google発のマインドフルネスをベース、EQやリーダーシップ開発プログラムであり、世の中にマインドフルネス・ムーブメントの起点になったプログラムです。
SIYは、マインドフルネスに基づく新しいプログラムで心の知能指数(エモーショナルインテリジェンス)における「5つの要素」(自己認識・自己制御・モチベーション・共感・コミュニケーション)に着目した「心と思考力」を科学的アプローチで強化するプログラムです。
Search Inside Yourselfという意図
「Search Inside Yourself」って、すごいネーミングセンスです。日本語直訳では、「あなた自身の内面を検索しろ!」ですから。
ふと、このネーミングに込められた意図を勝手ながら想像してしまい、想像すればするほど、スゴさやヤバさに、じわじわしてます。
それぞれ、どうスゴくてヤバいのか、お伝えしていきます。
1. 「自分の内面を検索する」とは、自分の中にすでに答えがあるということ
インターネットで検索するとは、インデックスされた星の数ほどある情報の中から、必要な情報、適切な情報を探すことです。
検索できるということは、検索エンジンにインデックスされている(データベースに分類、記録されている)ことであり、逆にインデックスされていないと、どんなにほしい情報でも検索されないということです。Not found。
そこで、SIYさんは、「自分の内面にはすでにインデックス化されているよ! 検索すれば見つかるよ!」と教えてくれており、ふんふんと興奮してしまいます。
2. 検索する「クエリー」が適切出ないとほしい情報にヒットしないということ
内面にインデックス化されていたとして、「自分」というキーワードを検索だけでは、ほしい情報にまったくヒットしません。。
検索する単語をクエリーと言いますが、ビックワードすぎて、wikipediaや世の中一般用語としての検索結果しか表示されないからです。
ふだんの検索でも「マインドフルネス 研修」とか「二子玉川 休日 ランチ」とか2つ、3つのキーワードで具体的に検索すると、ほしい情報にヒットしやすいのは、ご存知のとおりです。
しかし、自分探しになると、ついビックワードばかりになりがちなので、
・「私 価値観」
・「私 5年後 ビジョン」
・「私 リーダーとして」
など、
SIYさんは「クエリーをより具体化し、マインドフルネスのジャーナリングや対話を重ねていくことで、適切な情報にヒットするはずだよ!」と教えてくれており、うんうんと唸ってしまいます。
3. 検索エンジンは進化し続けるので、自分自身も検索し続けるということ
検索エンジンは、アルゴリズムの変更により、日々進化しております。
Google立ち上げ時はページランクという考えにより、引用数(リンクされている数)の多い=スコア高いで、検索結果の順番が決定されていました。
約20年にわたり、大きなアルゴリズムの変更や日々のチューニングを経ていますが、大原則は、より適切な情報に、よりスピーディーにヒットするよう改善されています。
検索結果上位にヒットするようにSEO対策も欠かせないのですが、SIYさんは、「よりディープな内的情報(身体、感情、思考)がインデックス化されるかに尽きるよ!、後は検索してあげるから、大丈夫だよ!」教えてくれているようで、かっこよすぎて、うるうるしちゃいます。
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このスゴさ、ヤバさは、伝わったでしょうか?
もしかしたら、一人だけでじわじわ興奮しているかもしれないですが、きっとSIYを受講された方、受講したいと思う方なら分かってくれるはずです。
オンラインSIYは、可能性に満ち溢れていました。
本来、検索するというアプローチがオンラインであり、SIYそのものがアップデートされてしまった感があります。
今回の実施状況を見て、今後のパブリックプログラムへ実現するはず。オフラインですでに受けた方も、オンラインSIYはオススメです。