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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル5月号感想②】 学校でのパーソナルファイナンス教育で活躍するFP

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル5月号の感想続きです。

今回の特集「学校でのパーソナルファイナンス教育で活躍するFP」のパート2「誌上で体験 FPが行う『パーソナルファイナンス授業』」について書いていきたいと思います。

1.依頼されてから終了後までの流れがイメージしやすい

依頼を受ける
打ち合わせ
授業計画を立てる
授業前(当日)
授業
授業終了
フィードバック

上記のように各ステップと、そのときどきのポイントが記され、とてもわかりやすい構成だと感じました。

細かいことですが、項目に動詞と体言止めが混ざっているのが気になります。ここは編集または校正で揃えていただきたいところです。

2.教えの技術継承のために

基本的に、講演と授業・講義は異なる技術が必要です。
講演を行うFPは多いのですが、授業・講義を行ったことがあるFPはまだ少ないはずです。

記事中の授業は、ペアワークや個人ワークが積極的に取り入れたアクティブ・ラーニングになっていますが、このような形式の授業を見たことがない(自身も経験していない)場合は授業計画を立てづらいのではないでしょうか。

これから学校からの依頼が増えてくることが予想されます。
既に教えの経験のあるFPの授業・講義を見学できる仕組みがあるとよいですね。

記事にあるようなワーク中心の授業を行う際には、学びのポイントを引き出すファシリテーション力が必要となります。
教えのためのワークショップを実施して、体験してみるのがなによりも力になると思います。

会社勤めなら会議等でファシリテーターをする機会もあるでしょうが、独立系FPにはそのような機会が得られにくいのではないでしょうか。
ファシリテーターをやってみたい人をマッチングする仕組みも、実現するととても喜ばれるのではないかと思います。

3.教え、から学びのサポートへ

旧来の「教え」はだんだんと不要になってきています。
そのなかで、FPが学校で教えようとするのは時代に逆行してしまう面があるのではないかと危惧しています。

今の学校教育がどのようなものか、先入観なしに担当の方や先生と話をして、教え方を決めていっていただきたいです。

または、FPがなかなか変われない教育現場に風穴を開けるくらいの意気込みで、新たな教育法に取り組んでいけたらいいのに、と願っています。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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