教えることを学びたい【学習のデザイン5】ID知識を実務と結ぶ
nicoと申します。
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まだまだ自分自身の講師経験は少ないですが、インストラクショナルデザイン(ID)の観点から改善についてコメントさせていただく機会があります。
今日もアンオフィシャルですがそんな場面があり「的を射た指摘をしてもらえる、指摘にセンスがある、センスのない人はないままなのでさすがだ」と言っていただきました。
評価していただいたこと自体はうれしく思いましたが、別にセンスで言っている訳ではないんだけどな、とも感じました。
私は約10年前にIDを知って、何冊かの本を読み、公開講座などにも参加して自己学習してきました。
一方、昨年新プラットフォームが導入されたことから、IDを下敷きに研修や学習を考える機会が増えています。
やはり実務と結びついたことによって、学んできたことの点と点が有機的に広がったようです。
この場面ではこういうことに注意すべきだな、こういったときにはこのフレームで考えればいいな、という手がかりを思いつくようになってきたのです。
誉めてくださった方はそういったことを「センス」とおっしゃったのだと思います。
「センスなんかじゃないですよー。IDの学習をしてきて自分のなかに研修を見る時のチェックリストができてきたんだと思いますよ」と答えておきました。
ところで、トレーナーのほとんどは、これから先も「教える」という業務がなくなるとは思っていないようです。でも私には想像より早く、業務が変わっていくのではないかと思えるのです。
純粋のトレーナーではない私には傍目八目で会社の方向性(トレーナーは削減し、研修デザイナー、プロデューサーになることを求められている)が見えています。
学問的なID知識を咀嚼して、実務として使えるよう整理することが私の役割なのかもしれない、と感じた一幕でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではでは。
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