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ファイナンシャルプランナー(FP)が読む冊子【FPジャーナル11月号感想⑦】「おひとりさま」のFP相談に強くなる⑦

nicoと申します。

よかったら下記からプロフィール記事も読んでやってください。

日本FP協会より届くFPジャーナル11月号についての感想続きです。

今号の特集は「対応力アップを目指せ!『おひとりさま』のFP対応に強くなる」です。
Part2の「『おひとりさまの不安』を解決!分野別Q&A」について5回目の感想を書いていきたいと思います。

病気・介護への備えと終活②

このテーマの2回めです。

要介護の備え

私も母と地域包括支援センターに行きました。まずは存在を認知してもらうことが必要だと思ったからです。

また、かかりつけ医を決めましょうということも記事に書かれています。
いざというとき、初めてどこの病院にかかるの?ということになるととても慌てますから。

ただ、家族がいない独身者が初期認知症の場合、どう支援につながるのかは課題だと感じました。

葬儀、納骨、死後事務

私自身は死んだ後のことは気にならないので役所にお任せでいいやと思ってしまうのですが、きちんと準備しておきたい方もいらっしゃるのだと思います。

最近は葬儀の生前予約等をアレンジしてくれる自治体も出てきましたので、そういったサービスは内容も取り扱いも増えてくるのでしょう。

もちろん、民間企業でのサービスもあります。どのくらいの金額までかけられるのかを考え、選択するのがよいと思いました。

相続

相続は事前準備をしていれば避けられるトラブルが多いので、まずはとにかく遺言を書いていただきたいと思います。

特に独身者は、法定相続人が誰なのかを知り、その人に遺産を渡したいのかをよく考える必要があると思います。

子どもがいない場合は、親子(第2順位)、兄弟姉妹(第3順位)が法定相続人となりますが、親の遺留分(最低限の遺産の取り分)は1/3、兄弟姉妹には遺留分がないことは知っておいていただきたいと思います。

遺言書があれば、遺留分以外を家族以外のお世話になった方や団体などに遺贈することも可能です。
逆に言えば遺言書がないと、関係の薄い親族に遺産の全額が渡るということもありうる訳です。

大した遺産ではないから、と思われるかもしれませんが、もらえるものならほしいと思ってしまう心理が家族の不和につながってしまうかもしれません。
前もって意思を明確にしておくことで避けられるトラブルだと思うので、遺言書の準備はぜひしていただきたいのです。

遺言書は書式が整っていれば自筆で何度でも書き直すことができますので、折り目ごとに書いてみてはいかがでしょうか。

お読みいただきありがとうございました。
ではでは。

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