やる気、気合、1人でこなしてなんぼ・・・?

やる気、気合、一人でこなす、、、
誰かの失敗はそのひと個人に帰属するもので、やる気と気合が足りなかったから。
そういう考え方のチームでした。

失敗した人を責めればいいのか

お客様宅への訪問の約束をしていたのに忘れてしまった彼。
今までは彼の問題、彼が何とかしたらいい、迷惑をかける人、でした。

同じ失敗を繰り返すで怒ればいいのか?
 (私は怒られるのは嫌いです)
ペナルティがあればいいのか?
 (できて当たり前、にあぐらをかいていないか)

私はどうなのか。
今は自分の記憶力でこなせているけれど、老化を感じています。
「忘れる前にする」を心がけているのに
忘れてしまうことが出てきました。
3年後の脳みそではもっと劣化が目立つでしょう。
彼の訪問忘れをなくす仕組みづくりは私にとっても有益かもしれません。

そんな個人的な得をしたい思いがありました。

「チームとして」ときれいごとを言い、
「それについていちばん深く考えている人にリーダーを任せたい」ともっともらしいことを言い、
スマホアプリでスケジュール管理をする方法を検討開始しました。

私も得をしたい思いがありますから、こういう管理をしたいな、という意見を言いました。
彼も、こういう機能があってほしい、がありました。
結果として、探求・模索の段階ですごくよく話し合いました。

思った以上に脳みそが空いた

スマホアプリでスケジュール管理プロジェクトは推進段階まで進み、彼は今のところ訪問忘れはありません。
社内研修は私が書き込んでおきました。
私も、気合で忘れないようにしていたことから解放され、脳みそを使いやすくなったように感じます。
8時間をブロックで管理しやすくなったため、8時間の内容が濃くなりました。

思った以上に楽になった人は多そう

予想していなかったのは事務からの評価でした。
月末の実績計算がしやすくなったそうです。

今回、個人の問題としてとらえてきたことを、私が得をしたかったからチームの問題として取り上げました。
他のメンバーもサッとダウンロードして使い始めてくれましたところをみると、大きな失敗は起こしていないけれどひやひやしていたのかもしれません。

個人のやる気や気合が足りないと評価されてきたことをチームの問題として見直してみるとお得が多いことを学びました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?