先生を「ママ」と呼んじゃう現象こじらせて complicate
こんにちは。
教育書の専門出版社で編集をしている、にこにこブーンです。
スタートが肝心だということで、
2回めも連日投稿してみます。
学校あるあるだと思うのですが、
無意識に先生を「ママ」とか「お母さん」とか
呼んでしまった経験のある人は多いはず。
どうしてでしょうか。
唐突ながら、ぼくはシングルマザーに育てられました。
いわゆる未婚の母というやつです。
父親は数年に一度連絡してくるくらいで、
たまたま電話をとったときに「お母さんいますか?」
って会話が唯一のつながりでした。
友だちがお父さんと一緒にいるのを見たときは切なかったし、
教師が悪気なく「お父さん」という単語を使うのが嫌でした。
父親のいないことが、ずっと心にひっかかってたんですね。
物心つく前から、いないものとして当たり前だったわけです。
それでも、あの頃のぼくは不思議なことに求めてしまった。
話を元に戻すと、
先生を「ママ」と呼んでしまうのは、
優しさに母性を感じて自分の母親と重ねてしまうからでしょう。
で、ぼくの場合、本当に好きになったのは男性の先生ばかり。
信頼を寄せるのに性別なんて関係ないのかもしれません。
けれども、
「お父さんって、こんななのかな」
という気持ちがあったのは確かです。
リアルで「パパ」とか「お父さん」とか呼んだことがないので、
言い間違うなんてことはなかったですが。
学校は家庭事情を把握しているし、
先生たちは子どもを観察するプロだから、
ぼくの気持ちを察して接してくれたのかもしれません。
どちらにせよ、
心のスキマを埋めてくれた先生たちには、
とても感謝しています。
(本人には恥ずかしくて言えません)
へばね
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