
愛こそすべて【100万回生きたねこ】
おはようございます。
皆さんは『100万回生きたねこ』という 絵本をご存知でしょうか?
私はこの絵本が大好きで、今日は私なりに考えるこの絵本のメッセージについてお話ししたいと思います。
ネタバレになってしまうので、 もし ストーリーを知りたくない方はごめんなさい。
主人公のオス猫は、何度も何度も生まれ変わり、その度に異なる飼い主に出会いました。
ある時は 王様 、 ある時は 船乗り 、泥棒や手品づかいに飼われていたこともありました。
しかし 猫は、どの飼い主のことも大嫌いで、 いつも不満を抱えて 死に、その度にまた猫に生まれ変わりました。
そんな猫があるとき、飼い主のいない、 ただの猫として生まれ変わります。
そのとき猫はとっても立派なトラ猫だったので、たくさんのメス猫が寄ってきました。
猫はとてもいい気分になり、周りの猫に 今まで自分が100万回も生まれ変わり、 いろんな経験をしてきたことを自慢しました。
猫はとにかく自分のことが大好きだったのです。
ある時 白いメス猫に、いつもの調子で100万回死んだことを自慢し始めます。
けれども その白猫は、その話に見向きもせず、全く関心を示しませんでした。
猫は悔しくなって、めげずに何度も その白猫に生まれ変わった話をしますが、結果は同じでした。
そしてある時、 自慢話は一切やめて、
『そばにいてもいいかい?』
とその白い猫に尋ねました(私はこのシーンが大好きで、いつも泣きそうになってしまいます)🥲
白猫は了承し、 猫はいつまでも白猫のそばにいました。
そして2人の間に子猫が生まれ、幸せいっぱいに暮らしました。
その後 子猫たちも大きくなったある日、白猫は 動かなくなって死んでしまいました。
猫は白猫の隣で100万回泣き、同じように白猫の隣で動かなくなりました。
猫は死に、その時初めて生まれ変わることはなかったのです。
私はこの絵本のメッセージとして、
『人も動物もみんな、愛を知るために生まれてくるんだ』
と 受け取りました。
愛に触れた時、 人も動物も魂が反応して、この上ない満足感を得ることができ、何の悔いもなく、死んでいくことができると思うのです。
私は今、日々の生活の中で、家族 友人 または見知らぬ人や自然から、たくさんの愛を感じています。
これからも愛に対するアンテナを高く持って、毎日生きていきたいと思います。
そして私も、たくさんの愛を与えられるように意識していきたいです。
お読みいただきありがとうございました。