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【材料とサロン視察】ベトナムにネイルサロンを作る為にやることがたくさん!

今回の出張。これから、ネイルの材料視察や家具屋まわりも、スタッフ面接も残ってる!

物件探しについてはこちらをみてね!


ネイル市場へ材料視察

2016年頃、ネイルの材料調達はほとんど市場で買うのが主流。
最近は、専門店が行きやすい場所にも出来てきましたが、仕入れはまだまだ市場で揃えることが多い。

市場によって、大きさや2階建て3階建てもあります。画像1

中の様子。この市場は1階は食品、2階は繊維、道具系の店舗が並びます。画像2

ネイルの材料はチョロン(架橋が多く住む街)にあるキンビン市場にたくさん売っています。
店と店がぎゅうぎゅうで、冷房も無いし、材料もたくさんありすぎ!

ほしいものを探すのは一苦労...。
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ベトナム語しか通じないので、ゴックさんがいないと当時の私は何も買えない私(泣)

市場では、色もラメの大きさもごちゃまぜになっているところから、探し出すスタイル。


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市場でインプットしたこと
・とにかく物にあふれているので、体力が無いと行けない。
・目利きでなくては良いものを見つけることができない。
・ベトナム語必須。


ネイル商材や家具の卸しをするお店

こちらは、ネイルやスパの什器から、材料までを扱う卸しのお店。

ここには家具はほとんど展示していなくて、カタログを見てオーダーする仕組み。
多分中国で受注生産しているんだと思います。

ベトナム人のお兄さんとつたない英語で会話したなぁ。
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2階には、ネイルの材料がズラッと並ぶスペースが。
ここに並んでいる材料についてめっちゃ質問する私。
(顔をどうにかして!)
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ポリッシュはネイル業界で知らない人はいないOPI(オーピーアイ)
ベトナムではマニキュアのことをOPIと呼ぶくらいポピュラーです。


お兄さん:OPIたくさんあるよ。こっちは50,000ドン(250円くらい) こっちは120,000ドン(600円くらい)

私:え?なんで金額ちがうの?

お兄さん:こっち偽物。こっち本物

私:ええ?ポリッシュで偽物とか作ってるの?

お兄さん:いっぱいあるよ。ほら。

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店のお兄さんは、本物と偽物を全部見せてくれました。。

何が違うの?と聞いたら「一緒だよ!」だって。絶対ウソだ。

ベトナムでは、平気で売られている偽物のポリッシュたち。
もし私が行く店で偽物を使っていたら...絶対いやだ!

ちなみに、日本ではOPIは1500円位だったかな?

それがベトナムでは、本物が600円前後。偽物が250円前後で売られています。

でも、お兄さん。ちゃんと本物はどれか教えてくれるんだよね。
これだけ案内してくれて何も買わないわけには...。

と、とりあえずサンプルとしていくつか買ってみました。
(自分の爪に塗るのも怖いんですけど...)


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ネイルの材料店を回ってインプットしたこと
・安いものには理由がある。
・色々聞いたら教えてくれる。聞かずに買ってはいけない。


追記)
偽物のOPIを買ってみた夜。
私は、ホテルで本物のOPIと偽物のOPIを比べて見ていたら...。
手が滑って床に落としてしまいました。


そんなに高さはなかったんだけど、パリーンッ!とビンが粉々になって割れてしまいました...。(ガラスが薄いのかな?見た目は全然わからない)

床がポリッシュで真っ赤になってしまい。偽物はやっぱりだめだ!と床掃除をする私。

みなさん気をつけてくださいね。


日系のネイルサロンへ!


連日慣れないことをしすぎてヘロヘロの中、ホーチミンにある日系のネイルサロンへ視察に。

ホーチミンにある日系ネイルサロンは3つ

dep mai・・日系で15年もホーチミンにある老舗サロン(現在閉業)
TRU NAIL・・日本にも多数店舗があるサロン
CHERIR・・日本人マネージャーが常駐するサロン(現在閉業)

さすが日系サロン。
どの店舗もホーチミンでみたサロンとは比べ物にならないほどの清潔感!


dep mai(デップマイ)

ドンコイ通り沿い(観光のメインストリート)のお土産物屋さんの3階にありました。
この時は日本人の女性が受付にいて、すごく安心したのを覚えています。

OPIと一緒に仕上がったネイルを撮る私。
この時、偽物かどうかにめちゃくちゃ敏感になっている...。
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CHERIR(シェリール)

ここは正直デップマイより清潔感があってすごく印象も良かったなー。

店内は広くないけれど、日本人のマネージャーもベトナム人スタッフもみんな笑顔。
ネイルアートも、日本で流行しているものがたくさん用意されていました。

ベトナムのネイルサロンは、ストーンギラギラのアート。色は真っ赤で派手なデザイン。
日本の15年くらい前に流行していたデザインが、今のベトナムで流行しているイメージだったので、日本人が好きなネイルアートができるお店は本当に少なかったんです。
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TRU  NAIL

日本にもたくさん店舗もあるネイルサロンです。
スタッフは全員ベトナム人だけど、日本語の話せるスタッフが居ます。
ネイルも速いし、サンプル通りの仕上がり!


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日系ネイルサロンでインプットしたこと
・金額はローカルより高いけれど、清潔感があるし安心できる
・ネイルサンプルとほぼ同じ仕上がり
・店が静か(担当のスタッフ以外は別の部屋で作業してるみたい)


実は、ベトナム人は自分に関わる事以外についてあまり関心がありません。
だから、やらなければならない自分の仕事が終わったら、各々好きな事をしだす事も多いです。


例えば、お店でお客様が居ても自分が担当していなければ、携帯で動画を見出したり、電話したりする。
もしくは、店の外でご飯を食べたり、他のスタッフと世間話したり...。

だから日系のサロンは、自分がネイルをしない時は別の部屋に移動させているんだろうな。

私が、ローカルと日系のサロン両方を視察して感じたこと。
ベトナムのサロンはお客様の前でもスタッフは食事をしたり自由な感じ。
日系サロンは、日本のサービスに近づけるようにスタッフは結構窮屈そう。

私の店ができたなら...。その中間のサービスを受けられるお店にしたいな

ある程度の節度は守りつつ、ガチガチじゃないサービス。


せっかくベトナム来たんだから。
ベトナムにある完璧な日本のサービスじゃなくて、日本の良さは取り入れつつ、少し自由を感じさせるお店の雰囲気にしたい。

まだ、上手く表現できないけれど。
きっと、そのほうがスタッフも楽しく働けるんじゃないかな。


スタッフ面接でまさかの!? 

出張も5日目。明日でホーチミンも終わり。

物件もある程度の費用感は分かったけれど、縁のある物件は無かった。

材料も爪に直接触れるものはきちんとしたところで仕入れたいけれど、調べたところは本物かどうか知識が足りなくて解らない。

今日は朝からネイリストの面接。できることからやっていかなければ...。画像13


ということで、またまたゴックさんがネイリストを2人連れてきてくれました。

一番最初のネイリスト面接の様子。ベトナム人のお給料などはここに書いています。


今日はLINH(リンさん)とTHANH(タンさん)の2人。
2人が入ってくるなり、「あぁああ!」どっかで見た顔!

そう実は、リンさんは昨日行ったCHERIRで働いているネイリストでした。

これは!運命の出会い。

リン:昨日会いましたね!

私:CHERIRだね!

リンと私:YES!! Nice to meet you!!

出会い方が衝撃的すぎて、嬉しくなっちゃった。

私:どうしてCHERIRで働いているのに面接にきたの?

リン:実はCHERIRは閉店するんです

私:ええ!そうなの!?どうして??

リン:詳しくはわからないけれど、事業はあまり順調じゃないみたい

私:えぇぇ。そうかぁ...。昨日行ったお店だしなんだか寂しいな

リンさんもタンさんもネイルの技術は言うこと無し。
お店ができたらうちで働いてほしいな。

SHERIRはたしか2年目。もうすぐ閉店すると聞いて、私は色々考えてしまいました。

日系サロンとして誰をターゲットにするか。価格とサービス内容。どんな特徴を売るか。ここをきっちり決めないと他の店には絶対に勝てない。

面接は無事に終わり、彼女たちにまた会いましょう!と挨拶をしたけれど、働いてもらうということは、彼女たちの生活を私がきちんと守ってあげなければならないということ。

もっとしっかりしなければ。



「私が作る店は、私が行きたい店にしたい」


2回目の出張で感じたこと
材料も安心できるものを扱いたい
空間だってリラックスできる場所にしたい
スタッフもちゃんと教育して、いつも笑顔で優しいスタッフに働いてほしい

当時日系のネイルサロン(法人)は私が調べた限り3店舗。
ローカル店と比べてスタッフもちゃんと教育されているし、お店もきれい。
でも、ベトナム人のお客様はどの店にも来ていなかった。

私の作る店には、日本人のお客様だけでなく外国人観光客やベトナム人の若い子達にも来てもらえるお店にしたい。
それには、私が考えた「旅ネイル」をフックにしつつ、それ以外にも選んでいただけるネイルアートや、店舗作りをしないと...。

ネイルはあんまり経験の無い私でも、行きたくなるネイルサロン。

本当につくれるんだろうか...。


このマガジンについて


ベトナムにネイルサロンをオープンしたのは、2016年8月。
このマガジンは私がベトナムでネイルサロンを作るまでの過程や苦労話。
また軌道に乗るまでの道のりをまとめています。

フリーのフォトグラファーとして気ままにやってきた私が、1からお店を作って、スタッフを持つなんて考えた事がありませんでした。

でも、あるとき海外でチャレンジしたい病にかかってしまったのです。
それからは、新鮮で刺激の多い日々...。

全てが初めてでどれも大変な作業の連続。落ち込む事も多いけれど喜びの方が多いんです。

だって、毎日楽しいんだもの。

毎週金曜更新中!

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MURAKO
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