福岡市の唐泊Villageでバックパックソロキャンしてきた
最近キャンプに急にハマり、ついに「ソロキャン」デビュー。
制約は、リュック一つで交通公共機関と徒歩のみのバックパックスタイル。
今回は、電車とバスと徒歩で行ける福岡市内のキャンプ場、唐泊Villageを利用してきたので道中を含めレポートしやす。唐泊は「からどまり」と読みます。
後ほども書きますが、この唐泊は遣唐使の使節団も利用していたという日本最古の漁港の一つらしく、歩くのも楽しい場所でした。
民間企業と自治体が共同運営している唐泊Village
福岡市西区宮浦にあるキャンプ場で、株式会社VILLAGE INC、株式会社西日本新聞、福岡市西区の北崎自治協議会、唐泊町内会とが連携提携して2020年に誕生した新しいキャンプ場です。民間企業と自治体が一緒に運営しているキャンプ場なのですね。
公共交通機関と徒歩で天神駅から1時間10分のアクセス
僕はこんな感じでバックパック一つで移動するというのが制約なので、公共交通機関+徒歩で行けることがマスト。
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この唐泊Villageは以下の経路のように、天神駅から電車とバスと徒歩で、1時間10分ほどで集合場所に着くことができます。最寄りバス停から集合場所まで徒歩10分ほどなので、バックパッカーでも無理なく行くことができます。
ただし、バスは往復ともに1時間に一本しかないので、事前計画は大事です!
僕は、「西の浦線で宮の浦で降りる」のを間違えて西の浦で降車(行き過ぎ)してしまい、宮の浦まで戻るのにしばらく待つ羽目になりました…
キャンプ場受付までの道のり
九大学研都市駅で買い出し
公共交通機関で行く場合、バスに乗る九大学研都市駅にあるイオンモールで買い出しをするのが良いと思います。
食材はイオンやカルディ、あとはわくわく広場での地元野菜のマルシェなど何でも調達できます。
ざうお本店、糸島食堂などを通りながら昭和バスで宮の浦へ(1時間に一本!)
昭和バスの時刻表は以下。西の浦線で宮の裏まで行きます。降車するのは「西の浦」ではなく「宮の浦」です!
宮の浦に行く途中には、海釣り公園や、BBQ客で賑わう「ざうお本店」、長蛇の列ができる糸島食堂などがあり、それぞれバスが止まるので途中で寄ることもできます。次回は釣りして帰ろうかなぁ。
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ようやく、宮の浦へ。
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遣唐使の使節団が宿泊した漁港「唐泊」を歩く
以下の福岡市のページによると、唐泊はかなり歴史のある土地なのですね。
まずは、唐泊漁港や牡蠣養殖の歴史について。
「この唐泊という地区は、古くから漁業が盛んな⼟地です。地名の由来は1,500 年前に遡ります。奈良時代からある⽇本最古の漁港のひとつとして、遣唐使などの国を代表して海外に派遣される使節が宿泊した町でした。対外航路の重要な拠点だったんです。かつては『韓亭』と記されていたそうですが、いつの頃からか“遣唐使”が“宿泊”“停泊”するところ、ということで唐泊と呼ばれるようになったようです」と板⾕さん。
確かに、歴史を感じさせる建物が並んでおり、歩いていて楽しかったです。
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キャンプ場受付からはトゥクトゥクでキャンプ場まで移動
受付でキャンプ場の利用案内や支払い(PayPayとクレカ可能)を済ませると、トゥクトゥクでキャンプ場まで向かいます。
車でお越しの方は、この受付のところで駐車し、荷物は別途軽トラに積んで運んでもらえます。
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キャンプ場の写真集
記事を書くのがだんだん面倒になってきたので、ここからは雑に写真を並べますw
キャンプ場のマップ
海を眺められる高台にあるフリーサイトと、平地にある広めのフリーサイトの二箇所に分かれています
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海は見えないが広いフリーサイトDEF
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高台にあるフリーサイトABC
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ビーチ
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キッチン棟
野菜や飲み物を現地で購入することができます。支払いは、チェックアウト時にPayPayなどで払えます。
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テントサウナ
更衣室、テントサウナ、外気浴用の椅子、水風呂、天然水風呂(海)があります
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シャワー室
シャンプ、リンス、ボディソープ、もついてます。
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無料でお酒が提供される焚き火バー
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夜の景色
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レビュー観点
以下は個人的なレビューです。レビューは個人のキャンプの楽しみ方に依存するので、今回の主な観点としては以下。
バックパックキャンパー
公共交通機関でアクセスできるか
現地調達ができるか
ソロキャン
夜は静かに過ごしたい
良かったところ
公共交通機関+徒歩のみで行ける
天神駅から1時間10分ほどで行けるのはとても便利
飲み物など現地調達できる
バックパックキャンパーは、荷物の量がネック。なるべく持ち歩きたくない。。そんな中、ここではキッチン等の冷蔵庫から野菜や飲み物を購入できるため、アルコールを持ち込む必要がなかったので軽量化できて良かったです。
広々と使える
今回は、最初は高台にあるフリーサイトABCに行きましたが、人気エリアのようで割と賑やかで、ソロでのんびりできるか不安でした。なので、平地にあるフリーサイトDEFに移動しました。僕がついた14時の時点では先客はいなく自分一人。最終的には自分含めて4組で広いフリーサイトを独占でき、かなり広々と使うことができました。当日は土日で、かつ「今日は混雑している」という状態でこれだったので、常時こうなのかもしれません。
唐泊の景色が最高
僕は古い街並みが大好きなので、唐泊の雰囲気は大好物でした。この辺りを散策するためだけでももう一度行きたいです。
(僕は使わなかったですが)サウナが使える
海の波をききながら整いたい方にはとても良いのではないでしょうか。
トイレ、シャワー、キッチン棟などが清潔
2020年にオープンしたばかりというのもあり、とても綺麗でした。
残念だったところ
23時まで談笑の声が響き渡る
このキャンプ場の特徴は、キャンプ場中央にあるTIPI BARというナイトバーです。
このキャンプ場のコンセプト自体が「繋がり」を大事にしているのでこのTIPI BARはまさにコンセプトを実現するためのモニュメントだと思います。
人と人、そして地域が
唐泊の自然の中で
心地よく繋がり
拡がる
ただこのTIPI BAR、20時から23時(ラストオーダー)まで営業しており、しかもアルコールや軽食が無料で提供されるほか、大きなジェンガのようなゲームもあります。
つまり、少なくとも23時まではこのBAR内のBGMやジェンガで騒ぐ若者の叫び声などが響き渡ります。毎回そうとは限らないと思いますが、少なくとも僕が利用した時は、23時ギリギリまで「ウェーイ!!!」という叫び声が響き渡っていて正直うるさくて運営に電話しようかとも考えました。
ただ幸い、23時を回るとピタッと声がおさまり、おそらくスタッフの方が時間通りにバーを閉じてくれたからだと思います。(他のレビューでは明け方まで騒いでいたというのもあり、この辺り徹底し始めたのかもしれません。)
とはいえ、個人的には23時までBGMと話し声が響くのは、ちょっと残念でした。ただ、これがこのキャンプ場のコンセプトなので、こればかりは合う合わないの問題だと思います。自分がその一員にいればとても楽しい空間なのでしょう。
高台にあるフリーサイトに行けばまだマシなのかもしれないですが、そっちはそっちで沢山団体の利用者がおり煩そうだし。。
まとめ
ということで、唐泊Villageのレビューでした。
夜まで賑やかなところは個人的にはちょっと残念でしたが、公共交通機関のみでアクセスできて、綺麗な施設を広々と使える点はとても良かったです。
うるさかったのは今回だけかもしれないので、今シーズン中にもう一度くらい行ってみようと思います!
最後に、気になるお値段はこちら。
フリーサイトで5500円~です。
キャンプ場の中では高めの部類に入るかとは思いますが、その分比較的予約がとりやすいのだと思います。
さて、次はどこに行こうかな〜また次回!