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パリでの移動はUber一択かな

パリでタクシーに乗ると、嫌な気分になることが多い。だから、私はUberを利用することにしている。

しかし、パリのターミナル駅からとか空港からとか、Uberの入構が規制されている場所から乗る時には、タクシー乗り場からタクシーに乗るしかない。駅とか空港から離れればUberを呼ぶことはできるが、たいていそういう時には大きな荷物を持っているので、それは面倒だ。

先日も、娘の引っ越しを手伝った時のこと。パンパンにものを詰めたスーツケース二つを持ってパリに到着した。駅からはタクシーに乗るしかない。

タクシー乗り場で列に並んでから乗った。列が短かったのは幸いだった。

乗り込むと、私たちが行き先を言う前に発車してしまった。しかも、私たちが期待していたのとは反対方向に。

でた!やられた!まただよ!

私たちは、パリの街中に突っ込むのではなく、環状線に乗ってほしかったのだ。どう考えてもその方が近いし、パリの街中はオリンピックで規制が多いからだ。

しばらく走ってから(これがまた腹が立つ)、運転手がカーナビに住所を打ち込んだ。

目的地までは、オリンピックのための規制の赤い印がたくさん表示されている(当たり前だ)。

あっちこもっちも通行止めだ!と言って舌打ちをしながら運転を始める(だから環状線に乗れって!)。

こういう時、フランス人の夫がいたなら、なんか文句言ってくれたり、そもそも運転手に舐められるなんてことはないだろう。

しかし、私たちは見るからにアジア系の女子2人組だ。

かなり頭にきたので、途中で降りてUber呼ぼうかなと思って運転手に言った
「通行止めが多いから降ります」(こういうふうにいちいち戦わなくてはならない)

「でも迂回していけるから大丈夫だよ」(そうだろうけど、そうじゃないんだよ、行き先聞かずに出発したから頭にきてるんじゃ)

結局、目的地にはそのまま到着。35ユーロお支払い。
数ヶ月前に、同じターミナル駅から同じ目的地まで環状線に乗った最短ルートでタクシーに乗った時には、25ユーロだったよ?

あーあ。こうやって、いろんなところで嫌な気分にされるのだ。

日本にはこんなふうになって欲しくないです。

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