Vol.2 印刷会社のデザイナーをやって分かったこと
「印刷会社にデザイナーっているの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。実際、私もそう思っていました。
私は27歳の時に、フリーペーパーを発行している会社でデザイナー歴をスタートしました。デザイナーを目指した経緯は前回投稿させていただきましたので今回は割愛させていただきます。詳しくはこちら
フリーペーパーの下版データ(印刷する最終データ)を印刷会社に入稿していたので、尚更そういう偏見があったのかもしれません。単純に無知だったのですが…
その後、少しづつ印刷会社の方と話す機会も増え、印刷会社にもデザイン部署があることを知りました。
そして、31歳の時に仕事の幅を広げるために印刷会社に転職しました。
印刷会社のデザイン環境
転職してなかなか慣れなかったことがあります。
それは、「音」です。
私の働いていた会社では製作部屋(2階)のすぐ隣で印刷の版を作る機械がありました。それがめちゃめちゃでかい音なんです。さらには1階に印刷機があり、朝から晩まで印刷機の音がず〜っと鳴り響いていたのです。本当にそれこそお昼休み中もず〜っとです。
おかげで印刷の現場を嫌でも体感することができ、自分が制作したものを最終工程まで見届けることが出来ました。
印刷会社の強み
印刷会社の強みは、前述の通り、企画からデザイン・印刷・発送(折込)までをワンストップで行えることです。それこそがデザイン事務所などとの最大の違いであり、差別化を図る武器です。
私の場合、社内に印刷機があったことで印刷現場を体感できましたし、それにより印刷の知識を得る機会が増えました。と言うより、差別化を図っているのだから印刷の知識を得るのはもはや義務でしたから。
印刷会社の多様化
これを読んで、「いや、それは古い話だろ」「うちは違う」というツッコミも多々あると思います。
そうなんです。これは全て過去の話だから仕方ありません。
ここ数年で印刷業界は仕事の幅を大きく広げています。広げているのではなく、広げざるを得ないと言う方が正しいかもしれませんね。
押し寄せるネット社会の波に紙需要は減り、印刷業界は衰退傾向にあります。
M&A(合併・買収など)によりWEBデザインやネットマーケティングに力を入れたり、印刷会社は変貌を遂げている真っ最中なのです。
私も進化します
私自身はディレクター&デザイナーという経験を活かして、企業の業務改善をサポートしたいと考え、勉強を始めました。
本当にまだまだ未熟ですが、マーケティングや経営学・経済学などをしっかり学んでいきます!そして、noteを通じて、いろんな方の考えを知り、交流ができたら素敵だと思います。
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