夜更かしのアイデア、その1
深夜の読書とホットティー
先日、知人と食事に出かけたときのこと。
年収でマウントを取られまくれ、ダメージを喰らいまくった。
どのくらいかと言うと、その夜は3時まで寝付けなかったほどである。
そりゃあ、そんなに稼いでいませんが。
まあまあ幸せに暮らしていると思っていたけれど、もしかしてこのままじゃやばい?
ムクムク不安が湧き上がってきて、もうどうしようもない。
寝るのを諦めた私はごそごそと本を1冊取り出した。
トーベ・ヤンソンの「小さなトロールと大きな洪水」
通称、「ムーミン」である。
手に取ってソファに座る。
そうだ、お気に入りのほうじ茶も入れてこよう。
キッチンへ向かい、青いやかんに水を注いで火にかける。
もう夜でも暑いのだが、心を落ち着けるにはホットドリンクに限る。
湯が沸いたところでカップに注ぎ入れ、ようやくページをめくる。
ムーミンママのことばが好きである。
「どんなものでも、暗やみのなかでは、おそろしいものに見えるのよ。」
将来って暗やみみたいなもので、しらないことはおそろしいものに思える。なら、不安になるのは当たり前だろう。
すこしだけ心を軽くしてベッドに戻る。
もうすぐ朝が来るけれど、あと2時間ほど眠ろうかな