滋賀未上陸 セブンのスムジーで自分の現在地を知る
先月の東京おのぼりさんでのこと。
セブンイレブンで発見したものがありました。
旅行中で食生活が偏りがちで、ちょうどフルーツを欲していたところ。
「東京限定発売なん？」
「どうやって作るの？」
久しぶりの旅の高揚感もあって、ハイ気味になっているわたしと同行者。
娘が動画を撮りました（聞き苦しい関西弁の音声が入っています…）。
いなかもんであることを隠そうともせず、昭島市の緑街道沿いのセブンでワチャワチャしながら楽しそうにスムージを飲んでいたのはわたしたちです。お騒がせしました。
調べてみるとセブンのスムージー、2021年から東京を中心に販売開始になっていました。2023年10月現在、滋賀県では取り扱い店舗はありません。
やっぱり、これが滋賀なんです。
だけどわたし、自分の故郷にコンプレックスを持っていないのですよ。
スムージーがなかなか入ってこなかったり、琵琶湖だけしかないと言われても。
わたしも若いころは、人並みに外の世界（海外）に惹かれていました。
バイトでお金を貯めては、学校が休みに入れば海外に飛び出していました。ちょうど格安航空券のはしりでしたし、教科書的な『深夜特急』も愛読していましたねぇ。
大学３回生の夏にはカナダの語学学校へ短期留学にも行きました。
その当時は漠然とですが、海外と繋がった仕事がしたいなと淡い希望を抱いてはいたのですが、能力のなさや何のアクションも起こさなかったので、その夢は叶わぬ夢として日常に埋めてしまいました。
ところがですね、
何の意気込みもなく、ただ自宅から近いからという理由で働きだした今の職場が世界と繋がっていたんですよ。事業所（工場）なので、とても地味。おしゃれっ気ゼロ、キラキラ感全くなし！（言い過ぎ？）の職場ですが。
（大体、海外イコールおしゃれって思う思考自体がダメダメ）
わたしが手配した荷物が海外の得意先に着いたとDHLやFedexから通知がきたら、プチ達成感が得られます。
業務委託先の韓国の取引先さんが来社された際には、今見ている韓国ドラマやコスメのことで盛り上がれます（注：日本語での会話です）。
中国とのきな臭い関係が、ビジネスにも影響が及んでいることが肌感覚で分かってしまいます。
もう一度言います。滋賀にいても世界と繋がれるんです！（←自虐傾向がある県民性）
今、若かりし頃の夢が叶っています。
そしてまた、仕事以外でも海外との繋がりを感じられるのがnoterさんたち存在です。
海外各地でご活躍されてきたグローバルワーカーの世界の普通からさん。
インテリジェンスが溢れ出ている記事を時にワード検索しながら拝読しています。知的好奇心が触発されます。
格調高い筆致に北欧の静謐な空気を感じる北欧の街角さん。
ヨーロッパの今を滋賀にいても知ることができるなんて。
ロンドンで働きロンドンに家も購入されている、ころのすけさん。
肝の据わり方がハンサムでございます。自立されている女性とはころのすけさんのことです。
今の韓国の空気感までもをポッドキャストで伝えてくれるnorakoreaさん。
いつも寝る前に聞いています。その落ち着いたお声が、寝入りの悪いミドルなわたしを睡眠へといざなってくれます。睡眠薬いらずです。ありがたいです。
人生の折り返しを過ぎ、
もう海外に移住することはないでしょう。
この琵琶湖のほとりのコミュニティで年を重ね、良い具合に枯れていくことを所望しています。
この先に何が待っているかは分かりませんが。
セブンのスムージから自分の現在地を顧みるとは、我ながら飛躍しすぎと思いつつ、今私はどこにいるのか、これからどこに行きたいのか、旅に出ると普段あまり考えないことを思索するものですね。