顔面神経麻痺を発症しました。第6回: 現在の状態と振り返り
回復の進展と今後の展望
これまでの記事では、顔面神経麻痺の診断から治療、そして心理的な影響とサポートについてお話ししてきました。今回は、現在の状態とこれまでの経験を振り返りながら、回復の進展と今後の展望について共有します。
顔面神経麻痺の回復状況
発症から3ヶ月半が経ちました。第1回発症したときの症状(①~⑩)について、現在の状態を→自己評価(◎:問題なし、〇:生活に支障なし、△:不便あり、×:変化なし)と内容を追記しました。
以上のとおり、完全な回復には至ってはいませんが、確実に進展していることを実感しています。
次回の診察までは間をあけて様子を見ることとなり、次回8月5日に診察となっています。
自己診断では、改善しているが、医師の診断結果が気になります。
振り返り
定期的な診察とリハビリの継続
医師の診察については、薬とマッサージを継続するよう指導を受けました。特に、細かな表情筋のトレーニングが重要であり、以下の点に注意を払っています。
① 顔面神経麻痺のリハビリは筋力を強化する目的で行うのではなく、顔面の不自然な動き(病的共同運動)やひきつれ(顔面拘縮)といった後遺症を予防する目的で行う。
② 麻痺が生じてから顔の動きが出てくるまでは、筋肉が縮まない様に伸ばしてあげることや蒸しタオルなどで顔や首を温めてあげることを行なう。
③ 目を力一杯閉じるなどは行わず、小さくゆっくりとした運動を心がける様にする。
④ 顔面の動きが少し出てきたら、まぶたと口が一緒に動いてしまう病的共同運動を生じない様に、まぶたと口を独立して動かす様に努力することがとても重要。
⑤ 早く治りたいという思いから、つい一生懸命になりがちですが、やり過ぎは禁物で、ゆっくりと軽く動かす気持ちで1日2~3回(1回10分程度)焦らずじっくり行う。
注意点
焦りから力を入れてマッサージをしてしまうと、病的共同運動で、口を開けると目を閉じてしまうといった形で口輪筋と眼輪筋の間に生じることが多い。
顔面神経麻痺の後遺症としては最も高頻度に出現する症状で、再生神経が元のルートとは異なる場所に迷入することで生じるとされている。
意識しなければならない事が多いので、継続しての毎日マッサージを行う事は大変ですが、更に改善していきたいと思います。
心理的なサポートの重要性
心理的な面でも、多くの学びがありました。自己イメージの変化や社交不安、挫折感と無力感等、精神的負担がとても大きく、つらい事でした。それを乗り越えるためには、自己ケアが欠かせませんでした。また、家族や友人のサポートが、私の心の支えとなりました。これらがなければ、回復への道のりはもっと困難なものだったでしょう。
自己ケア方法
① 毎朝、ウォーキングを20~30分(約2.5㎞)行う。
② おやつ等の間食をやめた。
③ バランスの良い食事を心がけ、ゆっくりと食べる。
④ 食事量を、腹八分目以下にする。
心理的なケアのつもりで行ったが、目に見える効果は体重が3ヶ月半で75㎏から67.5㎏でマイナス7.5㎏となり、ダイエットになった。
今後の展望
完全な回復を目指して
今後も、医師と相談しながら、完全な回復を目指しています。医師からは、焦らずに時間をかけて回復を続けるようアドバイスを受けています。今後も自己ケアを怠らず、健康を維持していくことが目標です。
同じ経験を持つ人へのメッセージ
私と同じように顔面神経麻痺を経験している方々へ、希望を持って治療を続けてほしいと思います。回復の道のりは人それぞれですが、適切な治療とサポートを受けることで、必ず進展が見られるはずです。
特に、一番怖いのが精神的な負担ですが、自分を信じて、焦らずに前向きに取り組んでいきましょう。
次回以降
今回の記事で、「現在の状態と振り返り」について共有しました。これからも健康を維持し、ポジティブな気持ちで過ごしていくことを心がけます。発症してから、約3か月半たちましたが、まだ、完治はしておらず、この病気の治療を継続していきますので、情報を随時発信していきます。この情報が、同じような経験をしている方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
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