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過去の記憶「大雪で立ち往生!」


はじめに

皆さん、こんにちは。まさです。
最近、日本海側で大雪のニュースを見かけます。
季節的な事や地域的な事もあるとは思いますが、大雪は、車の運転は勿論ですが、屋根の雪下ろし、雪かきなどは本当に大変な事だと思います。
特に高齢者には辛い事だと思います。

私は、東京都に住んでいるので、殆んど雪の影響のない生活をしていますが、たまに降った時には、大騒ぎです。

そんな事を感じながら、昔の事を思い出しましたので、投稿させて頂きます。
是非、お読み頂ければ幸いです。

今から10年前くらい

今から、10年前くらいの出来事だったと思う。
当時、息子の様子が少し落ち込んでいるようで気になり、「気晴らしにスキーでも行く?」と声を掛けると、「行く!」と応えてくれた。
そして、2人で山梨県の清里高原に1泊でスキーに行くこととなった。

小さい時から、2人で行くこともあったので、抵抗感はなかった。
2人だと、行動に制限が無く、思う存分滑っていられる。
息子は、スキーがうまい。私の方が体力的にヘトヘトになるくらいだ。

昼食も、普段よりちょっと贅沢にステーキなど食べて、美味しかった記憶が蘇る。

終わった後は、宿で夕食と風呂に入り、少し話をしたのち、翌朝は帰宅となるので、早めに就寝。


朝、起きると大雪に

朝、目が覚めると、外は一面大雪に見舞われていた。
ニュースを確認すると、関東全域で大雪となり、中央高速道路が途中で通行止めになっている!
これは、まずい。
翌日は、仕事があるので、今日中に帰らなくてはならない。

清里からであれば、北に向かって、上信越道から関越自動車道という選択もある。どちらに向かうか迷いどころだが、関越自動車道も怪しい。

通行止めで下道となると、馴れている中央道方面の方が良い。
ダメなら山道に回避するしかない。
①塩山~丹波山村~奥多摩経由か
②上野原~小菅村~奥多摩経由か
③大月~道志~相模原経由となる。

急いで、出発して、中央高速道に乗って行けるとこまで進む事にした。
この時点で、9時頃だったと思う。

ガソリンは帰宅するには十分な量が入っていたが、もしもの事を考えて双葉サービスエリアで満タンに給油して置いた。

ついに通行止めに!

そして、更に進んだが、ついに通行止めになり、勝沼ICで下道に降ろされてしまった。
ここから、国道20号で進むか?山道に回避するか?しかし、この大雪で山道は危険かもしれない。国道20号で進むことにした。
途中、帰るの諦めて甲府で泊まる事も考えたが、息子が、明日は学校だから帰りたい!という。ある意味えらいと感心した。

渋滞の中、少しづつ進み、12時頃に「道の駅 甲斐大和」があったので、ここでトイレ休憩と食料の調達に寄っておいた。ここまでは何とか順調に来れたことに一安心。

道の駅を出発して笹子トンネルを抜けた頃には、反対車線では、坂道を登れない車が出てきていた。
更に渋滞が進まなくなってきた。もう、ほとんど動かない。
雪で車が埋もれてくる。少し進んでは止まる。歩いている方が早い!

初狩手前で、夕方となってしまい。大月までどのくらい時間が掛かるのか?
対向車線も動いていないので、戻る事も出来ない。
不思議なくらい動かない。幸いガソリンは問題ないので、このまま車で寝てしまうか?でも、たまに進むので寝るわけにもいかない。

当然、トイレもない。私たちは取敢えず大丈夫でしたが、これには、困った人達が多かったのだろうと思う。

コンビニを発見

21時頃に初狩駅を過ぎた所にセブンイレブンを発見。やっと、一休み出来ると喜び立ち寄った。店内は、食べ物は一切ありませんでした。

しかし、これでは帰る事は出来ない。お店の方からの情報だと、大月インターが封鎖されていて、開通待ちでトラックが国道まで並んでいるため、道路が塞がっている状態。これでは、進むわけもない。

ここの駐車場で車中泊をさせてもらうのが良かったのだが、息子は帰りたいと言っている。調べると、電車は八王子までは動いている様だ。このチャンスを逃すわけにはいかない。

お店の方に、電車で帰りたいので車を止めさせてほしい旨を伝えると、「こんな時は助け合いが必要です。どうぞ、置いてって下さい。」と快く承諾してくれた。
大変助かりました。

セブンイレブン大月初狩店さん
ありがとうございました。

車を乗り捨てて!

車に戻り、必要最低限の荷物と防寒着とブーツに履き替え、駅まで歩いて向かいました。
道も雪が深く積もっているので、足で雪を踏み固めながら、息子の通り道を作りながら歩く。
20分程あるいてやっと初狩駅に辿り着いた。大雪の中、電車が止まらずに来るのか?待っている間も不安がありました。
しかし、電車は動いているようで大丈夫でした。

初狩駅
トイレと自販機以外何もない。

八王子まで約1時間くらい。やっと、休むことの出来るひと時となった。
八王子に着き、やっと食事にありつくことも出来て、この先は問題なく家路に着くことも出来ました。
清里から自宅まで通常は高速を使って、2時間ちょっとのところ、約15時間の道のりとなりました。

車は置いてきてしまったため、翌日は会社を休み、高速道路の通行止めが開通してから、5歳の電車好きの三男を連れて電車で取りに行きました。
特急あずさに乗れて三男は大喜びでした。
コンビニの方には、本当にお世話になりました。
有難う御座いました。

冬になり、大雪のニュースを見るたびに蘇る過去の記憶は、苦い思い出でした。

最後に

毎年、スキーには行くので、雪の渋滞は何度か経験しています。
しかし、この時は本当に大変な思いをしました。

何年か前、大雪で動けなくなった車がガソリン切れで親子が凍死したニュースを見た時も、他人ごとではなく感じました。
雪の中、暖房の利かない車は、外にいるのと変わりありません。凄く寒いのです。

私は、長時間の渋滞にハマったとは言え、食料とガソリンの調達は出来ていたので、他の方よりはマシだったのかもしれません。

出掛ける時は、気象予報の把握は勿論ですが、早めの備えは大事ですよね。
私は、スキーに行くときには、当然スタッドレスタイヤは履いていますが、備えとして、チェーン、スコップ、水、ガスコンロ、寝袋、毛布などは必ず積んでいくようにしています。

暫く、長男とはスキーに行っていないので、また一緒に行きたいですね。

雪の多い季節なので、事故やケガのないように気を付けて行きたいです。
皆さんもお気を付けて下さい。

最後まで、お読み頂きましてありがとうございました。

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まさ
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