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読書記録

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ネタバレなし
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記事一覧

読書|向坂くじら「犬ではないと言われた犬」

単行本:216ページ 読了までにかかった時間:120分 詩人であり、国語教室代表を務める作者に…

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読書|一穂ミチ 「ツミデミック」

単行本:276ページ 読了までにかかった時間:135分 全6話からなる、コロナ禍を背景とした犯罪…

シマエナガ子
1か月前
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新聞|湊かなえ「C線上のアリア」第133回掲載分より

学生時代はなんの屈託も衒いもなく、お互いの幸せエピソードを讃え笑い合うことができたのに、…

シマエナガ子
1か月前
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読書|彬子女王 「赤と青のガウン オックスフォード留学記」

文庫本:400ページ 読了までにかかった時間:150分 これは著者による海外滞在中の皇族あるあ…

シマエナガ子
2か月前
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新聞|湊かなえ「C線上のアリア」第87回掲載分より

初対面の相手なのに、介護に疲れているという共通項でどこか親近感を覚える美佐と菜穂。 2人…

シマエナガ子
2か月前
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読書|真梨幸子 「教祖の作りかた」

単行本:308ページ 読了までにかかった時間:135分 読み終えて本を閉じた時、手のひらが真っ…

シマエナガ子
3か月前
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読書|武田 砂鉄 「べつに怒ってない」

単行本(ソフトカバー):272ページ 読了までにかかった時間:100分 低気圧に振り回されたこの1週間。 体が重いと何かを読もうとする力も湧いてこず、すっかり読書から遠のいていたけれども、そろそろ何か読みたくなってきた。 重厚な物語は読めそうにないけれども、何か本を読みたい。 本を読みたいというよりは、文字を追いたい。 メッセージ性とか意味とか目的とかなくていいから、何かまとまったものを読みたい。 ただし、無駄のない読みやすい文章で。 そんな事を思いながら本屋を

読書|高瀬 隼子「め生える」

単行本(ソフトカバー):168ページ 読了までにかかった時間:90分 面白かった!すごく面白か…

シマエナガ子
4か月前
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読書|奥田亜希子「ポップ・ラッキー・ポトラッチ」

単行本(ソフトカバー):144ページ 読了までにかかった時間:70分 ある日宝くじで2億円とい…

シマエナガ子
4か月前
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読書|酒井順子「清少納言の随筆気質」(「kotoba」2024年春号より)

雑誌「kotoba」に掲載の酒井順子さんのエッセイ「清少納言の随筆気質」が面白かった。 井上ひ…

シマエナガ子
4か月前
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読書|すがちゃん最高No.1「中1、一人暮らし、意外とバレない」

単行本:256ページ 読了までにかかった時間:70分 1人また1人と家族が家を出ていき、突如一人…

シマエナガ子
4か月前
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読書|益田ミリ「今日の人生3 いつもの場所で」

単行本:240ページ 読了までにかかった時間:25分 イラストレーター益田ミリさんによる大人気…

シマエナガ子
4か月前
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新聞|湊かなえ「C線上のアリア」第22回掲載分より

片付いた部屋を見た時のゴミ屋敷の住民の言葉。美佐がユーチューブで見かけた清掃会社の動画の…

シマエナガ子
5か月前
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読書|鈴木おさむ「最後のテレビ論」

単行本:256ページ 読了までにかかった時間:100分 それくらい、今テレビ業界が苦しんでいるということなんだろう。 長きに渡り業界のど真ん中に居続けた人気放送作家による、テレビの舞台裏を綴るエッセイ。連載をまとめたものだそう。「32年間放送作家をやってきた僕からテレビへの遺言」と銘打っているけれども、作家業への未練がないことはないのではと思った。それでもこうした本を出さないといけないくらいに、あの一件以来、テレビを作っていこうと思えるほどの「常に勝負する緊張感」はなくな