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少年野球 回顧録 我が子の場合 その⑨

こんにちは。少年野球おじです。
久しぶりの回顧録となります。
前回までは3年生最後の大会において、急遽合同をしてくださる事となったチーム様との様子を書いていきたいと思います。


混乱の11月最後のジュニア大会

3チーム合同により、挑んだジュニア大会。
もちろん、4年生が優先で試合には出ておりましたが、守備体系は守れる所に守るという形になりますので、普段守り慣れていないポジションにも入らなければなりません。
うちのチームとしては当然の事ですが、もともとこのチームでやっていたメンバーには少し申し訳ないなという気持ちになっておりました。
長男は3年生なので、ベンチスタートです。
やはり、こういったチーム事情なので、1チームでやってきたチームには敵いません。
それでも、合同先に監督さんは
「負けているからといって、声出さないのはダメですよ!!勝ってても、負けてても声は出すぞ!!」と良い事を言っていただけます。
でも、試合も終盤になり、監督さんが
「代打に俺使え!!という選手はいてるか?」
と聞きました。
ベンチには20人ほどの選手がいてます。
普段はすごく控えめな長男ですが、この時は出たかったのでしょう。
大きい声で「ハイ!!ハイ!!」と言い、手を挙げてました。
これに監督さんも気付き、長男が選ばれ打席に。
今、当時の打席の様子を観てもスキップしている感じでものすごく喜んで打席に行っておりました。
結果はショートゴロとなり、他にも何人かの選手が代打で出ましたが、この試合は大差で負けてしまいました。

監督さんへの尊敬

試合後に、合同チームの選手皆を集めて、監督さんが話をしています。
もともとチームにいてた選手には申し訳無いが、出場機会が無かった選手もいる。
でも、今回最後に合流してくれたチームの選手と一緒に出来たのは、皆の思い出にもなるし、デメリットは全くない。
野球だけに限らず、誰もが困ったり、どうしようもなくなった時は助けれるのなら、助けるべき。そこに見返りを求めずにね。
と話をされていて、一瞬、どこかのお寺さんで住職の話を聞いているのかと思ったぐらいです。
今、うちのチームの監督さんもものすごく良い人で、選手の野球レベルを上げる為には自らの時間を使ってでも教えてくれた良い監督さんでした。
しかし、上記のような野球以外の話は選手とはしていません。
監督さんのポリシー?みたいなもので、選手に道徳は問わない。それは僕らがすべき事では無いとの考えからです。
どちらも正しいと思います。人によって考え方が違うので。
でも、私の場合は野球を通してでも、通さなくても、父親や母親、または学校の教師以外の大人からの話は今の少年たちに取って、心に残る事だと感じているので、こういった話をしてくださるのは僕はありがたかったです。
たまにこの合同先の監督さんとも大会などでお会いし、話をしますが、今も同じトーンで子供たちに教えております。
良い監督さんでした。

4年生のジュニア時期の終了

11月のジュニア大会が終わると、4年生は14mのマウンドからホームベースまでの距離は16mとなり、塁間は21mから23mとなります。
5年生に向けての練習において、ジュニアの塁間を使用する意味が無いので、長い塁間での練習をする事となります。
また、長男に関しては来年が4年生となり、ジュニアの距離でこれからも練習する事になります。
グランドの面としては分かれてしまいますが、この年までは現監督が見ていただけるとの事でしたので、4年生とは分かれますが、本格的に自分たちが最上級生としてのチームが始まります。
しかし、長男含めての4年生は3人。1つ下の新3年生はゼロ。2つ下の新2年生は次男含めて3人。
当然、1チームでは試合が出来ないので、次の年も合同先を探さないとダメという事になりました。

合同先チーム。将来を考えての合同

我が県の市内において、うちのチームは3校の小学校から選手が来てます。
その中でもう一つチームがあり、3校で2チームが存在している状況です。
このもう一つのチーム様も新4年生が4人しかいない状況となっており、当チームと合同でしませんか?というお話がありました。
この頃から、この合同になった際には監督のオファーが私の所へ来ており、長男いてるし、やっても良いか〜ぐらいの軽い気持ちでしたが、合同やその他の仕事となると、他の方を巻き込んでの話となりますので、慎重に行わないといけないなという感じでは考えておりました。
先方の団長と監督予定の方との話の中で、
「やるなら、6年生の最後までやってください。人数が揃ったからと言って、途中で合同解消をしないのであれば、やりましょう」
と多少偉そうではありますが、この条件を出しました。
先日の急に解消される恐怖が思い出された為、ここはしっかり約束しておこうと考えました。
ただ、この合同はただの合同ではなく、先方の回答が
「もちろんです。可能であれば5年生の時期に合併をしたい」
との事。これにはびっくりしましたが、そういった将来のある合同なら安心も出来るなと考えておりました。
少子化に加え、野球をやる子が少なくなってきて、この3校で選手を取り合うのはもう無理があるとの事でした。
ただ、準備もありますので、新4年生の時期は合同でやりましょう。ユニフォームも今のままでやりましょうとの事でした。

現監督との衝突

次期監督になった私はいつから合同先との練習が可能かどうかを今の現監督と打ち合わせする必要があると思い、話をさせていただきました。
この時に現監督と初めて衝突する事になります。
私は我が強い方ではありません。感情的になる事もありません。
ただ、おかしいと思う事は聞いていくスタイルなので、あまり衝突はしませんが、この時ばかりは少し衝突してしまいました。
現監督の言い分は新4年生も2人だけ6年生に帯同してもらうとの話でした。
これには私も少し違うなと感じた為、意見を述べました。
意見をまとめると以下の通りです。
現監督の言い分
・新4年生を含んでのチーム作りをしていた。その為の経験も渡してきた。
・6年生の試合の際は帯同してもらう。4年生の試合や4年生の練習はそちらを優先してもらっても良い
・新4年生は1年生から入っていた2人だけで良い

私の言い分
・新4年生を含んだチーム作りを考えている時点でおかしい。
・6年生、5年生でも10名以上いるので、ある中でチーム作りをして欲しい。
・これから合同で将来は合併するチームの中で練習中に2人が抜けるのはおかしいし、先方の監督にも説明が出来ない。
・塁間も違うので、新4年生の選手にもやりにくさが残る。
・もし、押し通すのであれば、監督を辞退する。

上記の内容にて衝突をしました。
凄い剣幕でしたが、私はこれがその通りになるのであれば、合同先の監督にも申し訳無いので、監督は受けないでおこうと考えました。
最終的には現監督が取り下げてはいただけましたが、この時ばかりは後味の悪い状況になってしまいました。
(最終的にはこの監督さんとも和解をし、今も良い関係です)

色々ありましたが、現監督さんには長男もものすごくよくしてもらい、感謝しかありません。
今でも長男は師匠と呼び、慕っている様子です。
この監督さんはファンも確かにいてますが、敵も多いです。
私もやってみて分かりましたが、監督というポジションは皆から好かれるのはほぼ無理です。
勝ちまくっていても、どこからかは、クレームや悪口は言われます。
監督という仕事は本当に大変だなと感じておりました。

次回は新チームとなり、最初は全く毛色が違うチームでの合同なので、問題もありました。
こちらが当たり前と思っている事が先方に取ってはカルチャーショックを受ける内容であったりという事が度々起こりました。
そういった事を記事にしていきたいと思います。

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございました。

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