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無理をしないでいると物事が無理なく回っていくという、当たり前。

幼馴染のご実家のお食事サポートは、きょうで6回目を終えた。
一日おきに大人2人分・8個のお弁当を作って届けるという、人生初の体験。
以下、2週間足らずの間に起こってきた生活の変化や気づきを箇条書きにしてみる。

  • 冷蔵庫・冷凍庫共に、パンパンとスカスカを短いサイクルで繰り返す(1人暮らしの冷蔵庫の限界)

  • ほぼ毎日食材の買い出しに行く(普段は週1~2日)

  • 複数のお店で野菜を買ったら、自宅から一番近いお店が一番新鮮だと分かった(嬉)

  • 調味料や乾物のバリエーションが増えた(みりん、砂糖、チューブにんにく(生姜はある)、粉チーズ、マジックソルト、焼き肉のたれ、ゆかり、海苔の佃煮、塩昆布、すりごま、春雨←←←我が家では全て贅沢品クラス)

  • 料理アプリをダウンロードした(超便利)

  • 新メニューチャレンジが増えた(定着するかは不明)

  • なので計量スプーンが必需品になった

  • レシピ通りに作るとちゃんと美味しくできるんだと気づいた(今更)

  • スプーンやフォークで食べられるメニューを考えることになり、子供たちが小さかった頃のことをちょっと思い出した

  • 火の通りが早くて冷ましやすいメニューを考えるのがかなり重要だと気づいた(時間のロスが致命的)

  • たくさん作りすぎると冷ましにくいことにも気づいた

  • 作るのもそれなりに大変だけれど、彩りよく詰めるのはもっと大変だと気づいた(センスの問題)

  • 出来上がったお弁当の写真を撮るようになった(普段は全くと言っていいほど撮らない)

  • 料理していると全くお腹が空かないことに気づいた(あるある)

  • ゴミの量が普段の倍以上になった(いつもは10リットル袋1つ×週2日)

  • 久しぶりに手荒れした

  • 独り言が爆発的に増えた

初日に5時間かかっていたが、慣れてきたら徐々に時間短縮できるようにな・・・っていない。
これが今一番の謎である。
ちなみに、前日の下ごしらえにも1~1.5時間かかっている。

正直言って、ここまで全力投球するとは思っていなかった。
もっと片手間にできるものだとタカをくくっていた。
でも、自分の要領の悪さを差し引いても、栄養バランスや食べやすさ、持ち運びに向くメニューのチョイス、衛生面への配慮など、考えることが山のようにあるお弁当作りの奥深さと大変さは間違いなく存在している。
これを毎日のようにこなしている世の主夫・主婦の皆様を、今更ながら心から尊敬する。

毎回朝6:30からお弁当作りを開始して、お宅まで徒歩15分程度の道のりを歩いて届けに行き、帰りに日持ちするものだけ買って帰宅すると14:00前。
これらの作業が(今のところは)苦にならないのは、喜ばれている・感謝されているということがはっきりと分かるからである。
お弁当を受け渡しする幼馴染のお姉さんや幼馴染本人からも、お父様が「美味しい、美味しい」と言って食べていると聞かされ、自分のやっていることが確かに役に立っていると実感できる。
家事代行を始めたことを幼馴染に伝えていたことから、(料理も仕事にしているという誤解を経て😅)このような機会に恵まれたことはとてもラッキーだったと、心から思う。

一方、一日おきのサポートをしている間にも、家事代行(こちらは掃除)の依頼が舞い込んできていた。
こちらもできれば引き受けたい。
お食事サポートは義務ではなく、幼馴染からは私の都合を優先してほしいと言ってもらっているので、家事代行を選ぶこともできる。

私は今、どうしたいのかなと考えた。
0か100かではなく、お食事サポートも家事代行も、自分ができる範囲で、やりたい分だけやろう。
そのための時間調整を、無理のない範囲でやればいい。
自分が疲弊するまで、自分の身を削るまで、自分を犠牲にしてまでやらなくていい。
どちらかを選び、どちらかを捨てるのではなく、今回はお食事サポートのない日の数時間だけならできると、依頼者様に返答した。
その結果、今回は依頼を見送ることになった。
そして依頼が入る予定だった日は、なぜか疲れがどっと出て爆昼寝してしまった。
助かった。

ついこの間までの自分だったら、きっと「0か100か」で選択していたと思う。
家事代行も引き受けたいと思うから、空いている日も丸々差し出してしまったと思う。
そしてきっと疲労困憊して、文字通り心を亡くしていたと思う。
それが今までの自分にとっての「当たり前」だったから。
もしスパッとお断わりしたとしても、「頑張っていない自分」への違和感でモヤモヤし続けていたと思う。

でも、今回はそのどちらもしなかった。
自然と、「無理のない選択」をすることができた。
おそらく依頼者様は、私以外の代わりの人を探すだろう。
そして、無理なく来られる人に来てもらう方が依頼者様にとってもいいことであるはず。
私自身も体力の見積りを誤っていたのだと後から知ることになったので、結果的に救われた。
こんな風に、無理せず自分の都合に合わせてスケジューリングすれば、物事が無理のない自然な形で流れていく。
自分にとっての「ちょうどいい」をやっていればきっといろんなことがうまく回っていくだろうということを、自然に信じることができた。

お食事サポートは今週で一区切りすることになっている。
期間限定であるということも、ここまで頑張れる要素の一つだと思う。
あと3回分、6種類のお弁当のメニューを考えなければ・・・
もうひとつ考えていること。
これも今更だけれど、フライ返しを買うべきか。。。
(前回、スパニッシュオムレツをひっくり返すのに木べらでトライしたら😱)

きょうのお弁当

鮭弁当&中華丼弁当

盛り付けは本当に難しい・・・😣

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