君を想う時 僕は足を引っ張られた正直者
全ての感情は むき出しで急(せ)いている
これ見よがしに 顔を覗かせて
何が僕の中で変わったのか 目醒めたのか
全ての血管から 熱が溢れている
刺激の強過ぎる夏よ クールダウンを忘れて
きっとこの初恋は 青春の1ページ目
思いのまま動き出して 自由に羽ばたくよ
嘘かもしれない夏よ 覚めたらもう一度眠らせて
美しすぎる横顔よ 正面を振り向かないで
勝手な憶測にまみれた 欲望の塊よ
愛欲を知った 若き血肉よ
本能のまま 消え入ることなく たぎらせてくれ
【了】