希望鳴る街に【詩】
爽やかな風吹く季節
美しい息吹は佇んでいる
私が大好きな街並み
銀杏並木通りに人々は集う
変わらない街には憧憬しかない
あなたと来たあの瞬間(とき)
私もあなたも蒼かった
若さゆえに思い遣れなかった
想い合うことが叶わなかった
今もずっと胸のうち
幸せになりたかった
あなたと一つになりたかった
私の分胞子にはあなたが混濁する
去来する魂はただ哀しくうごめく
なぜ分からなかった 知らなかった
未知と言う名の無明音 儚さを知る
もう戻れない 帰れない
あなたと歩いた希望ヶ丘 高音鼻唄が離れない
【了】
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