![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/162188922/rectangle_large_type_2_d4c1ff90d5962bed5cb0a17c0e855056.png?width=1200)
Photo by
ykh1103
仰ぐ星の彼方【詩】
燦然と輝く星々にまだ見ぬ希望を想う
見知らぬ大切な人は今頃どうしているだろうか
今出逢えていないのは私が人見知りだからか
素直になれない頑固さが何かの邪魔をしている
その人は近くにいるのか
近くにいるとすれば同郷なのか
ひたすらに自己嫌悪の渦に嵌ってゆく
出逢っていれば人ひとりを幸せにしていたのか
私も幸福で何不自由のない暮らしをしていたのか
だって今の私は幸せではないから
もしかすると幸福感にまみれた生活だったかもしれない
いや人生そのものが違うもので人生観すら違っていたかもしれない
誰がための人生が一番最良なのか
誰が幸せになれば良いのだろうか
自分が幸せか
相手が幸せか
どっちの幸せも選んでいない私は何者なのか
どっちの幸せも知らない私はこれから誰のために生きるのか
誰ともなく普通の幸せを希求して明日も生きる
【了】