響きもしないのに無駄に響かせなくていい【雑文】
読むことが好きなので、書いている時間以外はほとんど活字を追っている。
面白いものと、面白くないものが当然存在する。世の中の摂理として。いわゆる、自分の好みや感性に触れることのない文章だ。とは言ってもなるべく色眼鏡では視ないようにしている。「面白くなかった」では終わらずに、「こうやったら絶対に面白くなるのに」と期待感を込めて読後を前向きに迎えるようにしている。自分の為にも。
誰にも読まれなくていい文章は存在して欲しくないし、文章には必ず氣みたいなものがあって必ず言霊が宿っているから。
そもそもの話。面白くない、面白いの基準はどこにあるのだろうか。本当は自分のことすら分かっていないのかもしれない。読書とは、人生において自分を知る為の重要な時間なのかもしれないと考える。ある意味では、自分探しの旅の為に読書を行っているのかもしれない。
例えば、面白くないものに面白いなんて言わなくていい。自らの大切な感性は「動かそう」と無理に捻るものではなく、ごく自然に働くものであって欲しい。強引に動かしたところで何の感性も育たないのではと思う。
【了】
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