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前髪事件と私を支えてくれる本

優しい語り口で、読むと前向きな気持ちになれるまるさんの記事、
チャンスの神さまはここにいます。|まる (note.com)
前髪事件を思い出したはしです。

職場にもよりますが、看護師は数年ごとに、違う病棟へ異動になります。

患者さんの病気も違えば、職場風土も違うので、同じ看護師の仕事でも、慣れるまで少し時間がかかります。

少し前の話。
異動になって数週間。
慣れない環境で、不安やなんとも言えない気持ちの落ち着かない感じがあった。

鏡の中の浮かない顔をみて、気分転換に前髪を切ることを思いついた。
以前から、美容室に行くほどではないけど、軽く気分転換したい時に、
前髪を切ることはあった。

さっそく、鏡をみながら切っていく。

(あれっ?なんかナナメ)

少し調整しよう。
あっ、切りすぎた。

あーっっ、気分転換に前髪を切ったのに。
こんな前髪じゃ仕事に行くのがますますイヤになると、
気持ちも沈んだ。

仕事にはガタガタの前髪でいき、
結局、美容室で直してもらったという前髪事件


不安な気持ちを支えてくれる本
不安な時、仕事で決断をしなければいけない時、子供や家族のことで悩んだ時に、手にする本があります。

松下幸之助の『道をひらく』

この前髪事件のときも、出勤前、毎日一篇を読んでいました。
何も考えずに開いたページを読むと、その時の自分に必要なことが書かれているようでした。

ある年には、今年は毎日これを読んで出勤すると決めた年もありました。
121篇あるので、毎日続けても半年以上もの間、読むことができます。

ひとつ開いてみると、

『心配またよし』
何の心配もなく、何の憂いもなく、何の恐れもないということになれば、この世の中はまことに安泰、きわめて結構なことであるが、実際はそうは問屋が卸さない。人生常に何かの心配があり、憂いがあり、恐れがある。
ー中略
「心配またよしである」
心配や憂いは新しくものを考えだす一つの転機ではないか、そう思い直して正々堂々とこれと取り組む。力をしぼる。知恵をしぼる。
…新しい道がひらけてくるのである。

読むと力が湧いてくることもあれば、考えても仕方ないと思えることもあり。
毎朝、仕事の前に読んでいたときは、いいフレーズは忘れないようにしたりして、支えてもらっていた。

いつも手に取るわけではないけど。
心が弱っている時だけでなく、自身で決断し、前進するときの力となってくれる本でもある。

昭和43年が初版なので、
私が生まれる前に書かれた本ですが、今も本屋さんに並んでいます。

松下幸之助と言えば、パナソニック(旧松下電器)の創業者。
人を大切にする経営哲学・感謝と幸福や柔軟性と向上心などを基盤にして仕事をし、世界企業を築いた方。



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チャレンジ|蒼 広樹(あお ひろき)@挨拶文を 楽しもう (note.com)

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