車いすフェンシングって、どんな競技?
8月28日より、パラリンピックが始まりますね。
パラリンピックを見たことはありますか。
日本選手の活躍を楽しみにしているはしです。
パラリンピック開催に先駆けて、車いすフェンシングについて語りたいと思います。
車いすフェンシングって?
パリオリンピックは、日本選手の活躍が目立ちましたが、フェンシングって、あまりなじみのない競技だと思います。
ましてや、車いすフェンシングなんて見たことも聞いたこともない方が多いのではないでしょうか。
車いすをフレームという台に固定した状態でフェンシングを行います。
車いすテニスや車いすバスケットの様に、車いすは動かしません。
道具やユニフォームは、一般のフェンシングと同じものです。
ルールも一般のフェンシングに準じています。
フルーレ:胴体のみ突く
エペ:上半身を突く
サーブル:上半身を突く・斬る
車いすフェンシング特有のルールとして「競技中は車いすの座面からお尻を離してはいけない」「足はフットレストに常に置かれていなければいけない」などのルールもあります
クラス・カテゴリー分け
柔道が体重別に競技をするように車いすフェンシングは、
障害がパフォーマンスに影響しないようにという目的でクラス分けをします。
クラス分けは、一定の講習を受けて、試験に合格した人が行います。
クラス分け
クラス分けは、筋力テスト・関節可動域テスト・筋緊張のテストが行われます。
細かい筋肉の動き、抵抗をかけた時の動きや関節の動きの程度など専門知識が必要です。
カテゴリー分け
クラス分けを行い、カテゴリー別に競技をします。
カテゴリーAは、腹筋があり、十分な座位バランスがある
カテゴリーBは、腹筋がなく、座位バランスがない
距離とスピード
試合前に相手との距離を確認します。
互いに腕を伸ばし、腕の長い選手が有利にならないように、腕の短い選手に合わせて距離を決めます。
車いすを固定しているので、至近距離での試合になります。
上半身を反らして距離をとったり、前に上半身を倒して距離を詰めたりします。
限られた距離の中で、剣のやり取りなので、スピード感があります。
支えてくださる方
車いすフェンシングの競技には、まずは競技用の車いすが必要になります。
動きを妨げず、ルールに沿った車いすを改造・作成してくれています。
パフォーマンスが上がるように、トレーニングしたり、体の弱い部分を強化するために、理学療法士さんや義肢装具士さん、医師などの支えも必要です。
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おまけ
パラリンピックの起源
戦傷兵士のリハビリテーションとして「手術よりスポーツを」という理念で始まりました。
1948年がイギリスの病院で16人の患者がアーチェリーを始めたのが最初。1960年ローマオリンピックの開会式に併せて同病院で行われた競技会が第1回のパラリンピックと呼ばれています。
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