お先にどうぞ
お先にどうぞ
№184
2023.09.01
私たちの日常は常に、自分の都合と他人の都合のぶつかり合いです。たとえば横断歩道では、「早く渡りたい」という歩行者の都合と、「赤信号に引っかかることなく通過したい」という車の運転手の都合が、互いにぶつかり合っています。
買い物の際、レジに人が並んでいれば、「早く会計を済ませたい」大勢の人たちの都合が、そこここでぶつかり合っている状態です。
自分一人の都合が優先されることは、ほとんどありません。
そのたびにチェッ、と舌打ちしても、雀の鳴き真似をしているように見えるだけです。
「お先にどうぞ」のひと言は、「あなたの都合を優先していいですよ」という心の余裕が生み出すものです。この言葉を言えない人は、心に余裕がないのです。せめて一日に一度は、「お先にどうぞ」と人に譲る。「あなたの都合のいいように」と思って他人を優先する。そのくらいの心の余裕を持ちたいものですね。
(元結不動・密蔵院住職 名取芳彦師『和尚さんの一分で心を整えることば』永岡書店)
自分さえ良ければ・・・
まず優先すべきものは自分。人よりも1歩でも、ちょっとでも先に出たい、得をしたい、たとえ1分でも1秒でも・・・
右折する対向車がいても、信号が黄色になって通過する。
車を1台先に行かせることさえ拒む。
少しでもすいてるレジへ、買い物の少ない人の後ろへ・・・
大きく時間が変わるわけではないのに。
わかっちゃいるが、やめられない。
「お先にどうぞ」
この言葉を相手に笑顔で伝えられる人、
他人のことを優先できる人でありたいと思います。
最後までお読みいただき
ありがとうございます