自分に与えられた役目とは
自分に与えられた
役目とは
№200
2024.05.01
私たちには皆、お役目があります。その中身、人生の課題やテーマは人それぞれ違い、まったく同じ人はいません。
私は寿命を「この世でのお役目を果たす時間」と定義しています。人それぞれでお役目が違うわけですから、寿命も違って当然です。
このお役目ですが、どこかに答えが落ちているわけではありません。「あなたのお役目はこれですよ」と、誰かが教えてくれるわけではないのです。ただし、日常生活でふと、「あれっ」と思う時、それが確信に変わるような時があります。仕事でも私生活でも、何かに取り組んでいる時、何かをせざるを得なくなった時など、まるで自分の居場所を探し当てたような、そんな感覚が湧き上がってくることがあります。
それがお役目の発見(気づき)かもしれません。
(矢作直樹『変わる ― 心を整え、人生を楽にする73のコツ』ダイヤモンド社)
「私の役目?どんな役目なんだろう?」と考えてしまいますよね。
何か特別な役目がありそうです。
それは、私たちが今の自分ではない、「本当の自分」が他にあるはずだと考えているからです。今の自分がやっていることではなく、他にもっと大きな役目が自分にはあるのではないか、あるはずだと・・・
しかし、いくら大きな役目を探してみても、なかなか見つかりません。
なぜなら本当の自分は、「いま」「ここに」いる自分だからです。
本当の自分は他には存在しないのです。
大それたことではなくても、特別なことでなくても、今自分がすべきこと、当たり前にしなくてはならないことに対し、不平不満を言わず、ニコニコと、そしてコツコツと誠実に取り組んでいきましょう。
今、目の前に現れていることへの取り組みこそが、私たちに与えられた大切な役目だからです。
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